海外在住ライターの「仕事ぶり」だけでなく、「人となり」をご覧いただく【海外ライターに12の質問】。第10回はオランダ・ハーレム在住の倉田直子さんの登場です。
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【倉田直子 プロフィール】
オランダ在住ライター/タイニーハウス・ウォッチャー。リビア(革命から脱出)、英国スコットランドでの生活を経て、2015年よりオランダ在住。主な執筆ジャンルは、オランダの教育・子育て事情、タイニーハウスを中心とした建築関係など。著書「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間」は、2019年度の東京大学教育学部附属中等教育校の入学試験に採用された。
1 これまでの略歴を教えてください。
メーカー企業の宣伝部員として社会人デビューしましたが、2004年頃から映画レビューを中心とした映画ライターとしての活動を始めました。
けれど結婚にともない、海外生活をするように。海外だと映画の試写など見られないので、映画ライターは引退しました。
そこからは、海外生活や文化などについても執筆するようになり、同時に「海外書き人クラブ」にも所属しました。
2 Youは何しにその国へ?
オランダに住むようになったきっかけは夫の仕事都合でしたが、美しい風景にすっかり魅了されてしまいました。すぐに私個人の名義でフリーランスビザを取得して、いまに至ります。
3 ライターなどの仕事を始めたきっかけは?
メーカー企業の宣伝部員として働いていたのですが、文章を書くことが好きだったので、「ライターになりたい」と考えるようになりました。映画を観ることも好きだったので、映画レビューを中心とした映画ライターとしての活動を始めました。
けれど、夫の異動にともない、初の海外生活を北アフリカのリビアでスタートしたんです。海外だと映画の試写など見られないので、映画ライターは引退しました。でも当時のリビアの生活って、日本の常識からは考えられないことばかりで……。住所がないとか、地図がないとか、意味が分からないですよね。そこで、当地のことを執筆するようになったんです。
けれど、2011年2月に起こった「アラブの春」に端を発したリビア革命で、現地の治安が一気に悪化して。空港が閉鎖される前日に、なんとか脱出しました。
その次には、イギリスのスコットランドに引っ越し。暑い国から、寒い国へ(笑) そこで4年過ごした後、満を持してオランダに移住しました。
4 ライター以外の仕事はしていますか? それはどんな?
オランダの企業が日本人ユーザー向けに発信するインスタグラムの運営、いわゆる「中の人」も請け負っています。文章ばかりでなく、どのようなタイミングでどの商品をアピールするかといった戦略もまかされているので、非常にやりがいがあります。かつて宣伝部で働いていた経験も生かせています。
5 世界一好きな場所はどこですか?
サハラ砂漠です。
実は、夫とのなれそめも砂漠がきっかけだったんです。モロッコ旅行でサハラ砂漠を訪れた私と、当時アルジェリアの砂漠でフィールド・エンジニアとして働いていた夫が「mixi」の「砂漠コミュニティ」に同時期に所属していたことから縁がつながりました。
6 いちばん好きな小説はなんですか?
「星の王子さま」です。外国旅行の際は、なるべく現地の本屋に立ち寄って、ご当地の言葉で書かれた「星の王子さま」を購入します。そういえばこのお話も、サハラ砂漠が舞台ですね。
7 会ってみたい人は誰ですか?
歴史上の人物に、会いたい人がたくさんいます。アレキサンダー大王やクレオパトラ、レオナルド・ダヴィンチとか。日本だと、聖徳太子や坂本龍馬ですかね。
8 趣味や余暇の過ごし方を教えてください。
映画鑑賞です。実はいまの家のすぐ近くに映画館があるので、時間を見つけて見るようにしています。私のオランダ語レベルはまだビギナーレベル。でもオランダは、子供向け映画以外は原語のまま(オランダ語字幕)で上映してくれるので助かります。
9 仕事場はどんな感じですか?
リビング・ダイニングの片隅にパソコンデスクを設置して、仕事スペースにしています。いつか、大きな書架も置ける書斎をもちたいです。
10 使っているSNSは何ですか? いつから?
フェイスブックは2008年、ツイッターは2010年から始めていました。インスタグラムは、確か2015年に始めました。
使い分け方としては、フェイスブックは離れて住む友人たちとの近況報告ツール、ツイッターは情報収集とアイディアの備忘録、インスタグラムはプライベート画像の記録、というすみわけにしています。ツイッターで集めた情報やインスタグラムに投稿した画像を、後にブログや「note」(文章発信サイト)でまとめて投稿したりもします。
11 生まれ変わったら何になりたいですか?(職業でも動物でもモノでも)
生まれ変わったら、猫になりたいです。あの自由きままさがたまりません。
12 最後に一言!
オランダは九州程度の面積しかない小国ですが、びっくりするような魅力にあふれた国です。「世界一幸せ」と言われる子供たち、小学校の自由な教育、最先端のIT農業、タイニーハウス・ムーブメントの流行、世界一の性教育、ソフトドラッグの寛容政策などなど、日本人から見ると考えられないことばかり。その魅力を語りたくてうずうずしています。機会があれば、ぜひ書かせていただきたいです!
(「海外在住ライターを使ってみたい」と思われている方。「海外在住ライターになりたいと思われている方。「海外書き人クラブ」の公式ウェブサイトをご覧ください)
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