水族館の魅力の一つが「イルカショー」。今回は東京近郊でこの「イルカショー」が見られる水族館を紹介します。もちろん「その他の魅力」も合わせて。
さて東京近郊で最高の「イルカショーあり水族館」はいったいどこでしょうか?
こんにちは。海外書き人クラブおよび全日本書き人クラブ会員のユッキーです。
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1 アクアパーク品川
かつては「エプソン品川アクアスタジアム」という名称だった水族館。現在は「Maxell」がパートナーとなっています。
最大の特徴は新幹線停車駅でもある品川駅(高輪口)から徒歩約2分という最高のアクセス。そして夜10時までの長い開園時間(最終入場は夜9時)。というわけで、都心で働く人たちが平日夜のデートでも行けるスポットです。
もう一つの特徴はイルカショーが行われる「ザ スタジアム」も含めて、施設は屋内にあるということ。雨の日でも、暑い日でも寒い日でも安心ですね。
ほぼ全席が特等席の「イルカショー」
先ほど書いたように屋内にあり、しかも直径約25メートルの円形プールを観客席(約1350席らしい)が囲んでいます。舞台を観覧席が囲むその姿から、「イルカショースタジアム界の日本武道館」と言われています。……すみません、私が言っているだけです。
いわゆる円形劇場状態なので「どこから見てもど真ん中」。端っこの席がない点も魅力です。
アシカショー・ペンギンショー
イルカショーとは別の会場で行われ、こちら円形ではなく普通のステージです。
じつは私、以前、ショーの進行係のおねえさんからの「アシカとリフティング合戦してくださる方~」という呼びかけに元気に手を挙げたら指名されたのはいいのですが、アシカくんはステージ上なのに、私はステージ下でビーチボールのリフティングという完全に添え者扱いの香ばしい体験をした思い出があります。
……まあ、添え物なんですけどね、明らかに。
その他の魅力「巨大なクラゲ展示スペース」
最近の水族館の流行はクラゲの展示ですよね。このアクアパーク品川も一室がクラゲ展示専用です。「ジェリーフィッシュランブル」というそのエリア、なんと驚くべきことに幅9メートル×奥行き35メートルの広さ。本当に幻想的・神秘的です。
また、これまた最近の水族館では「お約束」の海中トンネルもあります。長さ20メートルです。
入場料とアクセス
入場料はおとな(高校生以上)が2,200円、小・中学生が1,200円、4歳以上の幼児が700円と、それなりのお値段。ただ次に紹介する区営の「しながわ水族館」に次ぐ2番目の安さ。年間パスポートはそれぞれ4,200円、2,300円、1,300円と2回行けば元が取れる設定になっています(いずれも2018年8月現在)。
先ほども書いたように品川駅から徒歩2分で、アクセスがとにかく最高です!
【アクアパーク品川を勝手に5段階評価】
- イルカショー ★★★★
- 他の展示内容 ★★★★
- アクセス ★★★★★
- 営業時間の長さ ★★★★★
- 料金の手頃さ ★★
アクアパーク品川 http://www.aqua-park.jp/aqua/index.html
2 しながわ水族館
通称「しなすい」。「アクアパーク品川」と同じく品川区にある水族館ですが、こちらは品川区営。というわけで閉館時間も17:00といかにも「区営」です(笑)。入場料もおとな(高校生以上)が1,350円、小・中学生が600円、4歳以上の幼児が300円とグッとお安く、しかも品川区民や在勤・在住者はそれぞれ800円、400円、200円に割引になるあたりもいかにも「区営」ですね。
どの席からも至近距離の「イルカショー」
水族館全体がこじんまりとしているので、イルカショーのプールも他と比べると小さめな気がします。観客席も300名分あるかどうかという感じ。それでもちゃんとイルカショーはやっていますし、逆にいえばどの席からも至近距離! 間近で見られるド迫力!
アシカショー
イルカショーと同じプールで行われるアシカショーもオススメです。逆に別のプールで開かれるアザラシショーは……。アシカと違ってあまり芸をしないんですね、アザラシは。
その他の魅力「水中ショー」
ダイバーが水槽に入ってサメやエイに餌をやる「水中ショー」はぜひ。エイの食べ方が無茶苦茶かわいいのでぜひ正面から見てください。ただしこじんまりとした水族館ゆえに、この「水中ショー」の観覧スペースも本当に小さく……。時間に余裕を持って行って場所取りしてください。
入場料とアクセス
先ほども書きましたが入場料は入場料もおとな(高校生以上)が1,350円、小・中学生が600円、4歳以上の幼児が300円。今回紹介した4館の中で断トツに安いです。
最寄り駅は京浜急行「大森海岸駅」で徒歩8分。JR京浜東北線「大森駅」からだと徒歩15分かかります。
JRと東急の大井町駅から無料送迎バスがあるのですが……平日は1時間に1本。私が乗ったときは行きも帰りも満員状態でした(もしかしたら乗り切れなかった人がいたかも)。
それから営業が17時までなので「平日夜、会社帰りに」は無理ですが、これから紹介する2つの水族館も都心からの距離的に考えると同様なので、この点は一つの前に紹介した「アクアパーク品川」の圧勝ですね。
【しながわ水族館勝手に5段階評価】
- イルカショー ★★★
- 他の展示内容 ★★★
- アクセス ★★★
- 営業時間の長さ ★
- 料金の手頃さ ★★★★ (今回紹介した水族館の中では抜群に安いのですが、上野動物園の大人600円、葛西臨海水族園の大人700円と比べると……。まあイルカショーをしようとすると高くなるのかもしれませんね)
しながわ水族館 http://www.aquarium.gr.jp/
3 新江ノ島水族館
通称「えのすい」。江ノ島水族館だけでも楽しめますが、鎌倉や江の島観光と合わせたり、夏場はビーチに行くついでに立ち寄ったりと、「合わせ技」で一日中楽しめるのも魅力の一つです。特に橋を渡った本当の江の島のほうにある「江の島シーキャンドル」という展望タワーからの眺めは最高です!
海と江の島をバックにしたイルカショー
イルカショーのステージは屋外ですが、観客席は基本的に屋根がついています。そしてステージの裏側は海! この解放感は最高です!
イルカのショーは2種類あり、特におすすめなのが土日や祝日など特定日限定の「Dolferia(ドルフェリア)」。動物のショーで感動して涙が出たのは初めてです。「イルカと人間がつながる壮大なファンタジー」といった感じですが……内容は見てのお楽しみです。
イルカ&アシカショー「きずな/kizuna」
先ほど書いた「ドルフェリア」とは別のイルカ&アシカショー「きずな/kizuna」があります。当然、開催させるのは「ドルフェリア」と同じステージで背景は海。解放感が抜群です!
「ドルフェリア」が「特におすすめ」と書きましたが、あくまでも「特に」です。この「きずな/kizuna」のほうも絶対にお見逃しなく!
その他の魅力「小型カメラ片手のダイバーショー」
「フィンズ」というダイバーショーでは、ダイバーが「小型カメラ」を持って水槽に潜り、画像をモニターに映します。水槽での全体像とモニターでのアップの画像、両方から魚たちの生態を間近に見せてくれます。
入場料とアクセス
入場料は大人2,400円、高校生1,500円、小・中学生1,000円、3歳以上の幼児600円と、今回紹介した中でも平均的です。
東京駅方面からだとJR東海道線、新宿駅からだと小田急線と、2つのルートからアクセスできるのも魅力です。いずれも最終的には小田急江ノ島線の「片瀬江ノ島駅」で下車して徒歩3分。その他江ノ島電鉄の「江ノ島駅」と湘南モノレールの「湘南江の島駅」からもそれぞれ徒歩10分です。
※文中に「江ノ島」と「江の島」が混在していますが、核施設と地名の正式名称に準じているためです。
【新江ノ島水族館を勝手に5段階評価】
- イルカショー ★★★★★
- 他の展示内容 ★★★★
- アクセス ★★
- 営業時間の長さ ★★★ (秋冬は17時時まで、春夏は19時または20時までのことはが多いようですが、サイトでご確認ください)
- 料金の手頃さ ★★
新江ノ島水族館 http://www.enosui.com/
4 八景島シーパラダイス
通称「シーパラ」。水族館と遊園地が併設されていて「一粒で2度おいしい」と思われがちですが……遊園地のほうはどのライドも舞浜系や富士急ハイランドと比べると古さが否めないという感じです。あと遊園地エリアはだいたい17~18時で終わってしまいます。
海の上を走るジェットコースターは頂上まで登っていく際の景色が最高ですが、そのあとは回転もひねりもないので……。
個人的には遊園地には目もくれず、水族館のほうを徹底的に楽しんだほうがいいかなと思います。この水族館が4館もあって本当にすごいので……
入場料は「4つの水族館とアトラクション(遊園地)」が楽しめる「ワンデーパス」の当日券がおとな(高校生以上)が5,050円、小・中学生が3,600円、4歳以上の幼児が2,050円(この「ワンデーパス」にはweb前売割引アリ)。「4つの水族館とアクアシアター(イルカなどのショー)」が楽しめる「アクアリゾーツパス&アクアシアター」がそれぞれ3,200円、1,950円、1,050円。……かなりの値段ですね。交通費などを考えるとクラクラしてきます。
ただ他だと有料の「イルカにタッチ」的なプログラムも、ここでは無料でできます。また有料のプログラムもじつに多彩です。お値段なりの価値はある気がします。
イルカなどのショー「SEAPARA LIVE TV」
メインの水族館である「アクアミュージアム」内の「アクアスタジアム」で開催。イルカだけでなくアシカやセイウチたちが前座的に出てくる形です。
このスタジアムが巨大です! なんと2000名収容! もちろんプールも巨大でタテ20×横35×深さ6メートル! そんな大きさのプールなので、ショーでは「スタッフのお兄さんとお姉さんを口の先に乗せてイルカがジャンプ」などという大技も見せてくれます。ちなみにイルカといっしょにパフォーマンスするお兄さんとお姉さんが美男美女でしたが……そのときによるのかもしれません。
それとプールの向こうにあるステージには幅10×高さ5.8メートル巨大なLEDヴィジョン(スクリーン)が設置されています。
イルカショーの最中は水中の様子を、アシカやセイウチが出番のときは彼らのアップの画像を映してくれます。またショーが始まる前には上の写真のように観客席を順繰りですべて映すので、子どもたちは大はしゃぎ(あと疲れて昼寝してるおとうさんをアップにしてみんなで笑ったり)。観客を巻き込むなかなかいい演出です。
私は観たことがないのですが「夜版」のショーは映像も組み合わさって幻想的なようです。
その他の魅力➀ イワシが煌めく「スーパーイワシイルージョン」
7万尾のイワシたちにカラフルな光を当てるショー。イワシはご存知のようにみんな同じ方向に進む習性があるので、光と音楽に合わせてあっちに行ったりこっちに来たりするのが本当に幻想的です。必見です。
これも同じくメインの水族館があるアクアミュージアムで開催されます。
その他の魅力② イルカだけの水中トンネル「ドルフィンファンタジー」
水族館の流行ともいえる水中トンネルですが、ここはイルカ専用です(イワシ系の魚も少々入って言いますが……)。上から太陽の陽射しが注ぎ、これまた幻想的な癒し空間。メインのアクアミュージアムの隣にある建物です。
私が行ったときは2頭のイルカ同士がカラダを寄せあったり、鼻先で相手のカラダをつついたりしていました。「ああ、なんか仲良しなんだなあ」とほっこりした気分になっていたら……なんと1頭のイルカがときおり体内から「秘密兵器」を出すようになりました。はい、ラブラブのお誘いです。
けどまあ普段は「秘密兵器」として収納していて、割れ目がパカッと開いて出すことを知ったのはいい経験です。ただ手に汗を握りながら結局30分ほど応援していましたが、オスくんの努力は報われることはなかったです。若かりしころの自分を見ているようで、妙に切なくなりました。
……何しに行ったんだ、私?
その他の魅力③ 無料のイルカタッチや様々な有料プログラムがある「ふれあいラグーン」
さらに別の水族館(というかエリア)である「ふれあいラグーン」では泳いでいるイルカやクジラの背中へのタッチは無料でできます。他の水族館はおそらくどこも有料なので、これは嬉しいサービスですね。
有料ですが、「セイウチへの餌やり」(セイウチのあのでかい口の中に手をつっこむんですよ、これが!)とか、「ふれあい」系は恐ろしく充実しています。
ちなみに参加料金は12,400円とかなりのものですが、上の写真のようにウェットスーツを着てイルカの上にまたいで「海のトリトン」(古いっすね)状態を楽しめるプログラムもあります。
その他にも様々なプログラムがあり、前日までの事前予約が必要だったりするので、ぜひ早めにサイトでチェックしてから出かけてください。
残りもう一つの水族館(というかエリア)は「うみファーム」というところで、魚釣りとか魚のつかみ取りなどができますが……「シーパラ」でしかできないことをしたほうがたぶん楽しめると思います。
入場料とアクセス
料金は先ほど書いたようにかなり高いです。アクセスもJR品川駅や京急品川駅から1時間前後かかります。最寄りの「八景島駅」からも徒歩10分ほどです。
【八景島シーパラダイスを勝手に5段階評価】
- イルカショー ★★★★★
- 他の展示内容 ★★★★★
- アクセス ★★
- 営業時間の長さ ★★★★ (平日は20時、休日は21時までのようです)
- 料金の手頃さ ★
八景島シーパラダイス http://www.seaparadise.co.jp/
以上が、私が実際に行ったことがある「イルカショーのある水族館」です。このうちどこがオススメかというと……「どこも」としか言いようがないかなあ。
というのはそれぞれ別の長所があるからです。つまり……。
- アクセスや開園時間、仕事帰りのデートでの行きやすさなら「アクアパーク品川」
- お値段重視ならとお手軽さ「品川水族館」
- 周辺観光や海水浴を兼ねるなら「新江ノ島水族館」
- イルカや他の水棲生物とのふれあいを重視するなら「八景島シーパラダイス」
となるからです。
「イルカショー」があるその他の水族館
東京近郊であと3ヵ所イルカショーのある水族館を挙げておきます。都内からはちょっと遠く、公共交通機関で行くのは一苦労なので、私はまだ行ったことがないのですが……。よくある「まとめサイト」のように未体験の場所をコピペ情報だけで紹介するのはどうかと思うので、詳しくは下記の公式ウェブサイトをご覧ください。
5 油壺マリンパーク http://www.aburatsubo.co.jp/
京急品川駅から終点の三崎口へ65分。その後バス15分乗車。おとな1,700円
6 鴨川シーワールド http://www.kamogawa-seaworld.jp/
東京駅からJRまたは高速バスで約2時間。おとな2,800円
7 アクアワールド茨城県大洗水族館 http://www.aquaworld-oarai.com/
上野駅からJRと私鉄とバスで、乗り継ぎが良くても1時間半以上。おとな1,850円
【文・写真 ユッキー】
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