日本の裏側にあるアルゼンチンまで来たのなら、家族や友人、自分用のお土産はマストでしょう。でも、お土産選びに迷う方は多いです。そこで今回は、手ごろな値段でスーパーで買えつつ、アルゼンチン文化を代表する5つのお土産を紹介します。
こんにちは。アルゼンチン在住ライターで海外書き人クラブ新会員の奥川駿平です。
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1 ドゥルセ・デ・レチェ
ドゥルセ・デ・レチェを持つことなく、アルゼンチンを立ち去ることなかれ。ドゥルセ・デ・レチェを直訳すると「甘いミルク」。これは粘り気のある濃厚なミルクジャムです。
ドゥルセ・デ・レチェは、アルゼンチンの各家庭に1つはある必需品。現地の人々は、パンに塗ったり、生クリームと混ぜてケーキを作ったり、はたまたフルーツにかけたりと様々な用途で使います。
私のおすすめは、熱々のトーストにバターとドゥルセ・デ・レチェを塗ること。甘じょっぱさが癖になること間違いなし!
いくつあっても困らないので、お土産にぴったりですよ。私も一時帰国時には、必ず家族親戚にドゥルセ・デ・レチェを持って帰ります。
2 アルファホーレス
アルゼンチンで、老若男女問わず大人気のおやつがアルファホーレスです。アルファホーレスは、チョコレートのクッキー生地でドゥルセ・デ・レチェを挟んだお菓子。
アルファホーレスはお土産の大定番だけあり、スーパーやキオスコの他、空港でも販売されています。特に有名なのが、カフェHavanna(アバナ)のアルファホーレス。現地民からすると、Havannaのアルファホーレスは少し高め。普段はスーパーやキオスコにある、お手頃価格のアルファホーレスを食べ、少し贅沢したい時にHavannaのものを食べます。
少しばかり値段が高いだけあり、味は格別。チョコレートはしっとりしているのに、クッキー生地はサクサク。中身もドゥルセ・デ・レチェやフルーツジャムなどバラエティ豊富なのが魅力的。
Havannaカフェは、空港にも入っています。現地民が愛するスーパーの安いアルファホーレスとHavannaの高級アルファホーレスを食べ比べするのもいいですね。
3 マテ茶
アルゼンチンの街中を歩いていると、人々が壺にストローを刺して、何かを回し飲みする奇妙な光景を見かけます。実はこれがマテ茶! 正確に言えば、ひょうたん型の壺を「マテ」、鉄のストローを「ボンビーシャ」、そして茶葉を「シェルバ」と言うのです。
そんなマテ茶はアルゼンチンの国民的飲料。1人で飲むこともありますが、基本的には皆で回し飲みをします。マテ茶は人々の絆を深める飲み物なのです。
初めはマテ茶の強烈な苦みに驚くかもしれません。しかし繰り返し飲むことで、ブラックコーヒーを好きになるように、マテ茶の虜になります。苦みが気になる方は、砂糖を加えるのがいいでしょう。
シェルバ(茶葉)の種類は様々ですが、マテの木の枝を約30%含んだ「con palo(コン・パロ)」が飲みやすくておすすめ。対して、木の枝が含まれていない「sin palo(シン・パロ)」は苦みが強いです。
マテ壺の種類も様々ですが、プラスチック製もしくは木製のものが使いやすく頑丈なので、おすすめ。可愛らしいデザインのマテ壺はたくさんあり、インテリアとして購入する方も多いですよ。
4 ワイン
大人へのお土産に喜ばれるのが、アルゼンチンワインです。日本ではチリワインが有名ですが、アルゼンチンもまた世界有数のワイン生産国。涼しく乾燥したアンデス山脈の麓で、ブドウは栽培されます。
害虫被害が少ないため、農薬や殺虫剤の使用量は抑えられています。ブドウはミネラル豊富なアンデスの雪解け水で育っているのです。
赤ワインの主要品種はマルベック。力強い味わいが特徴で、ステーキや油っぽい料理との相性抜群! まだまだ日本への輸出は少ない状況なので、レアなアルゼンチンワインをお土産にするのはいかがでしょうか。
5 チミチュリ
チミチュリとは、ニンニクやイタリアンパセリなどを混ぜて作った、アルゼンチン伝統のソースです。爽やかな風味で、シンプルに焼いた肉料理や魚料理とよく合います。
日本でも材料を揃えれば作れますが、どうせなら本場の味を日本でも楽しみたいですよね。アルゼンチンのスーパーでは、ボトルに入ったチミチュリのソースが販売されています。1本あれば、長期に渡って本格的なチミチュリを楽しめるので、お土産にぴったりです!
まとめ
スーパーで買えるアルゼンチンお土産5選を紹介しました。どれもアルゼンチン文化を代表するものであれば、値段もかなりお手頃です。ばらまき用にもぴったりなので、ぜひ記事を参考にして、アルゼンチンお土産選びを楽しんでください。
(文・写真(トップ画像を除く) 奥川駿平)
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