「次の海外旅行はリゾート地」とお考えのみなさん。オーストラリアのケアンズも有力候補ですよね? ではケアンズ応援団を自認する私が、魅力のすべてをご紹介しましょう。ちなみにここでオススメするのはすべて私が実際に体験したことです。
こんにちは。海外書き人クラブ所属、オーストラリア在住ライターの柳沢有紀夫です。
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ケアンズの基礎知識。2つの世界遺産の玄関口
オーストラリアの北東部に位置するケアンズ。日本からは東京(成田)と関空から、ジェットスターが直行便を飛ばしています。
所要時間は約7時間半。ハワイや東南アジアのリゾート地とだいたい同じですね。
日本との時差は+1時間。これはかなりラクです。
特に子どもたちは「無理矢理起き続ける」とか「強引に寝る」のが苦手ですから、「旅行の間中時差ボケだった」みたいなことになりかねません。
時差がたった1時間のケアンズは子連れの場合は特にオススメです。
それとやはり先進国であることの安心感もありますよね。
時差がほとんどない代わりに「季節差」があります。南半球だから、季節が逆転するんですね。
だから日本の夏休みに「南国で泳ぐぞ~」と意気込んでケアンズに来ても肩透かしに遭います。
逆に日本の冬休みや春休みに「夏」を体験したいなら、ケアンズがオススメです。
ちなみに「季節が逆ってことは……今はそちらは何月ですか?」という天然なご質問をいただくこともありますが、安心してください。月日は日本と同じです。
タイムスリップする必要はありません。
それともう一つ、知っておきたいポイント。ケアンズのビーチでは泳げません。理由は猛毒クラゲがいるからです。
でもその代わりとなるとっておきの場所があれこれあります!
ではいよいよ、ケアンズのおすすめアクティビティーを見ていきましょう。
1 グリーン島やポンツーン(人工島)でシュノーケリング!
今までシュノーケリングをしたことがない方。ぜひやってみてください。もう世界観が変わります。
すでにシュノーケリングを経験済みの方。ぜひ世界最大のサンゴ礁帯「グレートバリアリーフ」で体験してみてください。
そう、このグレートバリアリートが世界遺産なのです!
ケアンズからのクルーズでシュノーケリングを楽しめる場所は主に、
・グリーン島
・もっと外洋に各ツアー会社が設置したポンツーン(人工島)
の2つです(グリーン島経由でポンツーンに行くツアーもあります)。
グリーン島
ケアンズから約1時間。近いので、船酔いが心配な方にもおすすめです。
それと滞在時間を長くできるので、シーカヤックなど別のアクティビティも楽しめますね。
大物に遭遇する率は低くなりますが、それでも私はここでウミガメに遭ったことがあります。
それからイワシの大群に遭遇したときも感動モノでした。
あとこれはマル秘情報ですが、桟橋のそばの日陰が狙い目です。魚も暑いんでしょうかね。
ただし桟橋の下から反対側は立ち入り禁止(大型船が入ってきて危険なため)なので、気をつけてください。
ポンツーン(人工島)
もっと外洋にあるのがポンツーンです。
滞在時間はバッフェ(バイキング)形式のランチも含めてだいたい2~3時間といったところです。
外洋なのでサンゴと魚の数も多いです。それからウミガメやナポレオンフィッシュといった大物遭遇率もやはり高いです。
2 グリーン島のヘリコプターフライト
たぶんあまり言葉を尽くす必要はないでしょう。
とにかく絶景です!
3 ラフティング(ホワイトウォーターラフティング)
ゴムボートで急流を下るラフティング。日本ではできるところが、限られているんですよね。
とはいえ、東京の奥多摩でも可能なのですが。
激流レベル4のタリー川1日ツアーと、激流レベル3のバロン川半日ツアーが、主なものです。
テーマパークのライドなどとは違って、動きが決められているわけではないので、何が起こるかわからない。
激流を下っている間中ずっと「うおーっ」とか「わあーっ」とか絶叫し続けると思います。
4と5 キュランダ高原列車とスカイレール
どちらも終点はキュランダという高原の村なので、往復でルートを変えて、両方楽しむのがいいと思います。
キュランダ高原列車というのは、まさに観光のためだけの列車で、通勤客とかはいません。
片道約1時間55分で、途中から山の間を縫ってのんびり進みます。
最大の見どころが途中のストニークリーク滝。やはり見どころなので5分ほど停車してくれます。
スカイレールのほうは世界遺産にも登録されている熱帯雨林の上を通るロープウェイ。
せっかくの世界遺産ですから、上から眺めるだけでなく2つある駅で途中下車。ボードウォークを歩くなどして、ぜひ熱帯雨林を「体感」してください。
キュランダ高原列車サイト(日本語)
http://www.ksr.com.au/KSRJapan/Pages/Default.aspx
スカイレール(日本語)
6 動物園でコアラだっこ
ケアンズでは、あの有名な「コアラだっこ」ができます!
「あたりまえだろ、オーストラリアなんだから」と言われそうですが、じつは全然あたりまえじゃないんです。
というのはオーストラリアでは州によって法律が異なり、たとえばシドニーやメルボルンの動物園では禁止されているんです。
ケアンズに来たら、ぜひやっておきましょう。
周辺部にもいくつか動物園はあるのですが、なんと中心部にあるのが、ザ・リーフホテルカジノ(The Reef Hotel Casino)内にある「ズームアンドワイルドライフドーム」。
ここは小さな動物園と、綱渡りやターザンロープ的アスレチックが合わさった施設です。
ただ「カンガルーへの餌やり」などもしたいのなら、他の動物園のほうが良く……。
むずかしいところです。
ザ・リーフホテルカジノ(日本語)
ズームアンドワイルドライフドーム(日本語)
http://www.cairnszoom.com.au/japan/
7 海沿いのラグーンプール
冒頭で「ケアンズにはビーチがない」と書きましたが、その代わりになるのが、これ。
ケアンズの中心部にある無料の公共プールですが、ちゃんと人工砂浜もある優れものです。海も眺められるので、本当にビーチみたいなんです!
ケアンズエスプラネードラグーン(Cairns Esplanade Swimming Lagoon)
http://www.cairns.qld.gov.au/esplanade/facilities/lagoon
8 ホテルのプールでのんびり
せっかくの海外旅行なのだから、あれこれ楽しみたいという気持ちもわかりすぎるくらいわかります。私もそういうパパでした。
だけど結構子どもたちには負担になるんですよね。
というわけで、小学校低学年から下の子どもといっしょの場合は、遠出した翌日はホテルのプールでのんびりするというくらいのペースがいいかもしれません。
体調を崩したら元も子もないですし。
実際ホテルのプールだけの日があっても、子どもたちは不平不満を漏らすことはないと思います。
もしもどこかに行きたいと言い出したら、上記のラグーンプールでもズームアンドワイルドライフドームでも、ふらっと行けるところはたくさんあります。
9 ケアンズナイトマーケット
ケアンズの夜の楽しみというと、バーやクラブやカジノもあるのですが、ここならではのというと「ケアンズナイトマーケット」です!
フードコートなどは昼前から空いていますが、ショッピングを楽しめる店は夕方5時から夜11時まで。夕食のあと、腹ごなしのそぞろ歩きなどに最適ですね。
おみやげを選ぶのもいいと思います。
変わったものを売っている店も多く、また亜熱帯の熱気も相まって、どこか魔界に舞い込んだようなゾクゾクとした雰囲気が楽しめます。
ケアンズナイトマーケット(Cairns Night Market)
http://nightmarkets.com.au/for-tourists
10 聖モニカ教会のステンドグラス
テーマのあるステンドグラスとしては世界最大のものが飾られています。そのテーマとは「創世記」の中の「天地創造」。圧倒的迫力です。
日曜日の午前中などは礼拝で混雑しているので、ステンドグラスをじっくり眺めたいなら、平日がオススメです。
聖モニカ教会St. Monica’s Cathedral
http://www.cairns.catholic.org.au/documents/cathedral.html
以上、ケアンズ旅行10のおすすめアクティビティでした。
ぜひオーストラリアへ遊びにきてくださいね。
【文:海外書き人クラブ 柳沢有紀夫】
(「海外在住ライターを使ってみたい」と思われている方。「海外在住ライターになりたいと思われている方。耳寄りな情報があります。ぜひこのページの下のほうまでご覧ください)
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