日本のみなさん、夏があなたを待っています!
そろそろ師走だっていうのに何ぶっこわれてんだと思われそうですが、季節が逆転するオーストラリアではもう夏真っ盛り! というわけで今回は【亜熱帯都市ブリスベンの中心で楽しむ3大爽快アクティビティ】を紹介します。
こんにちは。海外書き人クラブ所属、オーストラリア・ブリスベン在住の柳沢有紀夫です。
ちなみに「季節が逆転して日本の冬の時期、オーストラリアは夏」という話をすると、「ということは今、何月ですか?」とファンキーなご質問をしてくれる方がときどきいますが、安心してください。月は同じです。南半球全員がタイムスリップしてたら大変です。
あと「オーストラリアでは西から上ったお日様が東に沈むんですよ」と真顔でウンチクを傾けると信じる人もいますが、そんなことはありません。ただ、太陽が東から北を通って西に沈むだけです。時計回りじゃなくて、反時計回りですね。回っているのは私たちのほうですが。
なんていう雑談をかましてないで……。回るといえば、高所恐怖症の人が目を回すことなく楽しめる高所アクティビティから紹介しましょう。
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1 橋の上に登る「ストーリーブリッジアドベンチャークライム」
ブリスベンの中心部と対岸のカンガルーポイント地区を結ぶストーリーブリッジ。その橋の上部にかかる鉄骨の部分を登っていくアクティビティです。命綱をつけるのでスピード感、ほぼゼロです。だけどスリルがあって、しかも爽快なんです!
なんたって、この高さですから! しかもここ、本来は上るべき場所じゃないですから。
このストーリーブリッジアドベンチャークライム。最初にリーダーのブリーフィングがあったり、呼気検査があったり(酒気帯びの人は参加不可です)、地上のラボでの訓練があったり、そして何よりこの服装。気分は宇宙飛行士か『トップガン』のパイロットになれます。……スピード感、ほぼゼロですけど。
私が体験したのは夕暮れ前で、それはそれで逆光のビルのシルエットがきれいなのですが、ビルに明かりがつく夜もオススメだそうです(といってもツアーがあるのは基本的には6時台だけなのですが)。ただ、そのナイトクライムを開催しているのは週末とか夏休み期間中など限られています。いずれにせよ、前日までにサイトからの予約が必要です。
お値段は曜日や時間帯によって、通常89~139豪ドル。この他、カメラ持参で登れるセッションがたまにあって180豪ドルです。所要時間はブリーフィングなども入れて、2時間弱くらいですね。それから10歳以下または130センチ以下の人は、安全上の理由で参加できません。
ツアーのスタート地点はブリスベンの中心部の対岸ですが、公共の渡し船で移動して、船着場から徒歩約400メートルといったところです。
【ストーリーブリッジアドベンチャークライム】(Story Bridge Adventure Climb)
2 ブリスベン川でカヤックする「リバーライフ」
次も川関係です。
カヤックは好きですか? 私は好きなんで、リゾート地に行くとまず飛びついていました。ところが!
なんと100万都市ブリスベンのど真ん中でカヤックができるんです! 大自然の中のカヤックも魅力ですが、高層ビルを眺めながらのカヤックもなんともオツなものです。
ここでもオススメは夜のツアー。普通夜景っていうと山とか高層ビルとかタワーとか高いところから見るものですが、逆に低いところからビルを見上げる夜景もなかなかです。しかも川面もビルの明かりが照らされてなんとも幻想的な雰囲気が味わえます。
だいたいこんな感じですね。これは川の上からではなく、対岸から撮った写真ですが。
ただし夜のツアーを開催しているのは金曜日と土曜日のみなので、ご注意を。料金は59ドルで、夜は12歳以上でないと参加できません。
また金曜日の夜は冷やしたゆでエビとパン、土曜日の夜は肉類のバーベキューを中心にした食事とのセットもあり、こちらは85豪ドル。カヤックが7時から8時半で、食事がそのあとですからちょっと遅めではありますが、いっしょにツアーに参加した仲間たちとの語り合いながら楽しむのもいいものです。ちなみに食事付きのほうに参加できるのは、18歳以上に限られています。
このブリスベン川でのカヤックツアーを運営しているのは「リバーライフ」という会社で、他にも「スタンドアップパドルボート」のツアーも開催したり、「ローラープレード」「スクーター(英語だと「キックパイク」)」などの貸し出しもしています。周りは遊歩道なので、安全です。
さらにユニークなのは本物の「ロッククライミング」や「アブセイリング(崖を登るのではなく降りる)」が楽しめること! ちょうど川が蛇行している地点で、巨大な崖があるんですね、ここは。
こちらもツアーのスタート地点はブリスベンの中心部の対岸ですが、20人乗りくらいの公共の渡し船で移動して、船着場から徒歩約300メートルといったところです。
【リバーライフ】(riverlife)
3 滑るように走る「シティーキャット」
最後も川関係になりますが……。
こちらは公共の船ですが、100人乗りくらいのカタマラン(双胴船)。水の抵抗が少ないので、川の上を滑るように高速で走ります。
これがなかなか爽快、痛快です。屋内にも座席はありますが、特に夏はやっぱり外でしょう!
結構郊外まで行くのですが、やはりおすすめは市の中心部。上流のミルトンフェリーターミナル(Milton ferry terminal)から、下流のシドニーストリートフェリーターミナル(Sydney Street ferry terminal)あたりです。この間に大小合計6カ所の橋をくぐります。とはいえその先も高級住宅地があったりで、退屈するというわけではないです。
公共交通機関なので、たとえばさきほどのミルトンフェリーターミナルからシドニーストリートフェリーターミナルまでの約30分の船旅も、磁気カードでの支払いなら4ドルしないのも魅力です。
昼間でも爽快なのですが、これまたオススメは夜。ただし公共交通機関とはいえ、夜は10時台で終わってしまうので注意が必要です。
以上、【亜熱帯都市ブリスベンの中心で楽しむ3大爽快アクティビティ】でした。ああ、遊びてぇ~。
【まとめ】
- 高いところ好きにはたまらない「ストーリーブリッジアドベンチャークライム」
- 体を動かすことが好きな人にはブリスベン川でカヤックできる「リバーライフ」
- 予約も不要でお手軽に爽快感が楽しめる「シティーキャット」
どれも本当にオススメです!
【文:海外書き人クラブ 柳沢有紀夫】
(「海外在住ライターを使ってみたい」と思われている方。「海外在住ライターになりたいと思われている方。耳寄りな情報があります。ぜひこのページの下のほうまでご覧ください)
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