海外で公共交通機関を利用するとき、日本と似ているけどどこか違う乗り物にわくわくしませんか? わたしは海外に行くたびにわくわくします!
こんにちは、海外書き人クラブ新会員の池野茜です。今回はわたしが住むブリスベンでバスに乗るときの注意点5つをご紹介します!
オーストラリア第三の都市・ブリスベンの公共交通機関の移動手段には、電車やバス、フェリーがあります。なかでもバスはかなり発達していて、ピーク時の大きな停留所には毎分のようにバスが来るんです。
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ブリスベンのバス停は主に3種類
まずは、ブリスベンのバス停について軽くご紹介します。ブリスベンのバス停は、大きく分けて3種類。
一つ目が、ターミナル型のバス停。
写真のCultural Centre Stationのようなブリスベンのバス交通の中心になる停留所や、電車の駅直結のバス停はこのタイプが多いです。
二つ目は、青くて四角いバス停。
ブリスベンのシティー(市の中心部)や、シティーからそう遠くない場所で見かけます。
そして三つ目が、看板が半円形のバス停です。
ポールは黄色が多いですが、白もたまに見かけます。一番よく目にするのはこのタイプです。
バス停の見た目は異なりますが、どのバス停でも同じように乗車可能です。この3つの他にも、シティー(中心部)周辺を周回するバスなどがあります。
ここからは、ブリスベンのバス利用時の注意点をご紹介します!
1 同じバス停から逆方面に行くバスが出る
ブリスベンのバスを使うときに特に注意が必要なのは、同じバス停から逆方面に行くバスが出ること。
この写真のように道路を挟んでバス停が2つあるのは日本でも一般的で、これらのバス停には同じ名前がついています。注意が必要なのは、ひとつのバス停に複数の路線が入っているときです。なぜなら、同じ場所にあるバス停に逆方向のバスが来るから。
たとえばこのバス停は路線番号301の「Cultural Centre Station方面」と路線番号300の「Toombul Interchange方面」のバスが停まりますが、この二つの目的地はまったくの逆方面です。ややこしいことに、道路の反対側のバス停には路線番号300の「Cultural Centre Station方面」と路線番号301の「Toombul Interchange方面」のバスが停まります。
そのため、バスの路線番号だけ確認して来たバスに乗ったら、実は逆方面のバスだったなんてことも。「時刻表」「路線番号」「バスの目的地」の3つは、必ず確認しましょう。
2 手をあげないと停まってくれない
日本では、バス停で立って待っていればバスが自然に停まってくれます。ブリスベンでもバス停に大勢人がいるときは停まってくれますが、少人数のときは手をあげて乗車意思を運転手に伝える必要があります。
先にご紹介した「同じバス停から逆方面に行くバスが出る」も理由のひとつ。逆方面のバスを待つ人のために停車するのを防ぐためです。
3 次のバス停のアナウンスがない
ブリスベンのバスにも電光掲示板はあります。しかし、次のバス停が表示されるわけではありません。誰かが「STOP」ボタンを押したときに「BUS STOPPING」が表示されるだけです。
日本だと電光掲示板に「次は●●」と表示されるうえに、アナウンスもあります。ブリスベンのバスにはアナウンスもありません。
目的地が終点でない限り、常に現在地を把握する必要があります。スマホに夢中で目的地を通り過ぎるのも、ブリスベンのバスあるあるなので要注意です!
4 番号が前後したり飛んだりする
ブリスベンでは、バス停の名前の後ろに番号が振られるのが一般的。このバス停の名前は「Merivale Street」、後ろの番号は「2」です。
ブリスベンのバスは、基本的にこの番号の順番に沿って停車します。番号が増えるか減るかは進行方向次第ですが、目的地のバス停の番号は必ず把握しましょう。
ただし、ここでも注意点があります。それは、必ずしも番号順に到着するとは限らないこと。たとえば目的地のバス停が「34」の場合、「33を通り過ぎたらボタンを押そう」と思ったとします。しかし、そのバスは「32」のあと「33」をスキップして「34」へ行くので、「33はまだかな?」と思っているうちに「34」を通り過ぎてしまうなんてことがあるんです。
他にも、「24」「25」と続いたので次は「26」かと思いきや先ほどとは別の「24」に戻ったり、「2」の次はいきなり「22」だったり、例外は多々あります。初めて行くところであれば、目的地の2~3個前のバス停の番号までチェックしましょう。
5 夜は暗くて路上のバス停が全然見えない
昼はバスの車窓からバス停の番号を確認できますが、ブリスベンは基本的に街灯が少ないので、夜は暗くて全然外のバス停の番号を確認できません。
ブリスベンのシティーならこの写真のようにお店が多いので、夜でも比較的明るいです。しかし、少しシティーから離れるとかなり暗くなります。ブリスベンで夜遅くまで出歩くときは、バス停はもちろん家までの帰り道も注意しましょう。
ブリスベンはオーストラリア第三の都市ですが、日本の大都市・東京や大阪、名古屋と異なり電車がそれほど発達していません。そのため、車を持たない人ならバスはブリスベン生活に欠かせない移動手段になるはずです。
バスを攻略して、ブリスベン生活を快適に過ごしましょう!
(文と写真 池野茜)
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