カナダのお土産といえば何を思い浮かべますか? 現地在住歴21年、モントリオール市とケベック市の公認ツアーガイドでもある、海外書き人クラブ新会員のNAMIが、定番で人気のものからレアなものまでカナダのお土産を一気にご紹介します。
1 まずは定番のメープルシロップ
やはりカナダと言えばメープルシロップですよね!
世界のメープルシロップ生産量の76%はカナダで、カナダのメープルシロップ総生産量の95%を、私が住んでいるケベック州で生産しています。
土産物であるだけでなくカナダ人の家庭にもちゃんと浸透していて、お砂糖の代わりにお料理につかったり、ヨーグルトやアイスクリームにたらしたり、パンケーキにかけて食べるのもおいしいです。
メープルシロップはお土産屋、スーパー、ドラッグストアなどでも購入することができます。
いわゆる「ばらまき用」なら可愛いメープルのかたちの小瓶に入っているものがたくさん売っているお土産屋で買うのがいいですね。自宅で消費するなら、市場やスーパーで売っている540ml缶がお得ですよ。スーパーにはメープルシロップコーナーがあるところも!
2 ばら売りもある「リンドール」メープルフレーバー(スイスLindt社)
お友達や会社の同僚にお土産として配るのに人気なのがチョコレート。Lindt(リンツ)のチョコレートは世界中で発売されていて人気ですよね。
カナダにはメープルシロップフレーバーの「リンドールチョコレート」があるんです。
「ばらまき用」のお菓子が少ないカナダですが、リンドールのメープルフレーバーは1個単位でも買うことができるので大人気です。
3 なんと「ケチャップ味」のポテトチップス!
ポテトチップス?なんて思う方もいらっしゃるかもしれません。でもポテトチップスにも地域限定品がたくさんありますよね。
ポテトチップスの「ケチャップ味」は、おそらくカナダでしか販売されていません!
スーパーに行くと色々な会社のポテトチップスが並んでいますが、私が特にオススメしたいポテトチップスは「Miss Vickie’s」のSweet & Spicy Ketchup(スゥイート&スパイシーケチャップ)フレーバー。
「Miss Vickie’s」はカナダ生まれのポテトチップスで、味もパリパリ感もどのポテトチップスよりもおいしいですよ! さらにカナダ限定のケチャップ味と聞いては、カナダ土産として買わないわけにはいかないですよね。
4 さらに「メープルフレーバー」や「ラズベリーフレーバー」のコカ・コーラまで!
地域限定発売でもうひとつご紹介したいのが、世界でもっとも有名な炭酸飲料ではないかと思う「コカ・コーラ」。そのThe Coca-Cola Companyから発売されている、カナダ限定のコーラがこちらの「ケベック州のメープルシロップフレーバー」と「ブリティッシュコロンビア州のラズベリーフレーバー」です。
コカ・コーラ好きや、地域限定発売などの珍しいものが好きな方にはいいお土産になりますね。
5 「ホワイトニング効果」のある歯みがき粉
歯みがき粉といっても普通の歯みがき粉ではありません。お土産として人気のある歯みがき粉は、ホワイトニング効果のある歯みがき粉です。
カナダで市販されている歯みがき粉には、日本では認可されていないホワイトニング用成分や高濃度フッ素のものが多いので、ちょっとしたカナダ土産として人気があります。
ただし「ホワイトニング」と書かれていても、ホワイトニング効果の有効な成分が入ってない商品も多いそうです。
「Colgate(コルゲート)」のホワイトニングシリーズには、ホワイトニングの成分が含まれているので、お土産にするなら赤いパッケージのコルゲート歯みがき粉を買って下さいね。
6 メープルウォーター……ってなに?
「ウォーター」とありますが、つまりはメープルの樹液そのもの。スーパーやドラッグストラ、お土産屋で購入することができます。
この樹液40リットルを104℃の一定温度で煮ると、1リットルのメープルシロップができます。もちろんメープルシロップをお土産屋などで買ったほうが、値段も手間もかかりません。笑
メープルウォーターに含まれているポリフェノールは、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病予防や老化防止だけではなく、がん予防の効果も期待できるそうなので、カナダ土産として話のネタにいかがでしょうか?
7 お手軽「プティンソース」の素
「プティン」とは「フライドポテト」の上に、肉汁からつくった「グレイビーソース」と「チーズカード」(フレッシュチーズの一種)をたっぷりかけた料理。ケベック州発祥のB級グルメですが、今やカナダ全土のレストラン、ファーストフードなどで食べることができるソウルフードです。味はさておき、以前日本でも食べたことがあります!
このプティンのソースの素(水で溶いてグレービーソースをつくるための粉)が、スーパーで手軽に手に入ります。
プティンの上にのせるチーズカードはなかなか手に入らないかもしれないですが、日本で手に入るチーズをつかって、自宅でもプティンをつくることができます。
以上、お土産屋はもちろん、スーパーやドラッグストアでも購入できるカナダのお土産、定番からレアなものまで7選でした。
(文・写真(トップ画像を除く)/NAMI)