旅行先でお土産やブランド品を安く買うのに便利なのが、ショッピングモール。とりわけアラブ首長国連邦(UAE)のドバイのショッピングモールは、多くの観光客が訪れる場所です。
有名どころから観光客があまり行かない穴場まで、海外書き人クラブ新会員の西田聖和が、ドバイのおすすめショッピングモールを一挙ご紹介します。
なぜわざわざ異国の地に来てまでショッピングモール? と思われるかもしれません。けれどもドバイのショッピングモールは、日本のものとは一味違います。
ドバイのショッピングモールは、ある意味で「街」といっても過言ではないほど。規模もさることながら、老若男女が楽しめるエンターテインメント性が高いスポットなんです。
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絶対外せない! 世界最大規模の「ドバイ・モール」
世界最大規模の「ドバイ・モール」は、観光スポットとしても外せません。モールに入っているお店の数は、なんと1,200店舗以上。世界一高い高層ビル「ブルジュ・ハリファ」や、噴水ショーで知られる「ドバイ・ファウンテン」があるドバイの中心地に位置しています。
ドバイのお土産探しができたり、高級ブランド品をちょっぴりお得に買えたり。とにかく世界中からやってくる観光客の消費意欲をこれでもかと満たしてくれる場所です。
あまりにも広いため、目的の店にたどりつけないこともしばしば。在住者の私でも1年ほど通って、ようやくどこに何の店があるのかがわかるようになったほどです。
一方で、水族館やスケートリンク、キッザニアなどがあり、「買い物をする場所」というショッピングモールの概念を超えたエンタメスポットが満載なのがドバイ・モール。
さらに、ドバイ・モールに隣接する「ファッション・アベニュー」には、名だたる高級ブランドショップがずらり。トイレでさえ「一体ここはどこ?」と言いたくなるようなゴージャスぶりに驚いてしまいます。モールというよりも、ドバイの銀座と呼べるぐらいの高級感が漂う空間が特徴です。
買い物をしなくとも1日中ブラついて楽しめるドバイ・モールはおすすめです。
砂漠の国なのにスキー場!? 「モール・オブ・ジ・エミレーツ」
超巨大な「ドバイ・モール」に比べてちょうどよい規模で買い物を楽しめるのが、「モール・オブ・ジ・エミレーツ」。ドバイで2番目に大きいモールです。
モール・オブ・ジ・エミレーツでおすすめしたいのが、「カルフール」と呼ばれるフランス系の巨大スーパー。新鮮な野菜から洋服、食器、電子機器などあらゆるものが、リーズナブルな価格で売っているます。
ドバイ・モールに入っているスーパーの品数はあまり多くないので、スーパーでがっつり買い物したい! という人には、こちらがおすすめ。ドバイのお土産もここで手に入ります。
ちなみにこのモールには、ドバイ唯一の「屋内スキー場」が設置されています。砂漠の国にいながら、スキーを楽しめるという不思議なコンセプト。砂漠の国で雪を見ようと、多くの観光客がやってきます。
世界一美しい(?)スタバがある「イブン・バトゥータ・モール」
14世紀に活躍したモロッコ出身の大旅行家、イブン・バトゥータにちなんで作られたのが「イブン・バトゥータ・モール」。モール内はイブン・バトゥータが実際に旅行をした中国やインド、イランといった国ごとのテーマに沿って装飾がほどこされています。
中でも日本人観光客がよく訪れるのが、通称「世界一美しいスタバ」と呼ばれるスターバックスの店舗。細かいアラベスク模様がほどこされた天井を見ているだけで、その美しさにため息がでてしまうほど。
他のモールに比べると店数は少ないのですが、それでもスタバを一目見ようという観光客を集めるほど、魅力なのは確かです。
エジプトに行った気分に!? 「ワフィ・モール」
観光客にはあまり知られていない穴場スポットが、この「ワフィ・モール」。なぜかモールは古代エジプト風。モールの外観はピラミッド風になっていて、モールのあちこちで古代エジプト風のオブジェを見かけます。
ワフィ・モールの最大の特徴は、モールの地下に広がる巨大なスーク(市場)。ショッピングモールの雰囲気とうってかわり、店構えはエキゾチックで、まるで中世の時代にタイムスリップしたような感じ。
売られているのは、モロッコやトルコなど中東各地のお土産やハンドメイド雑貨たち。どれもユニークなものばかりで、ドバイの観光スポットである「オールド・スーク」やショッピングモールでは見かけないものばかりです。
観光客も少ないので、強引な客引きがないのもうれしい点。ゆっくりと掘り出し物探すのにぴったりなのがワフィ・モールです。
夜遅くまで老若男女が楽しめるドバイのモール
ドバイのモールは、単にショッピングをする場所だけにとどまりません。装飾やコンセプトに至るまで、個性豊かなモールが多いです。
さらに日本のモールと大きく異なるのが営業時間。ドバイのモールはだいたい朝の10時から深夜近くまでやっています。夏には日中の気温が40度近くになるため、多くの人が活動を始めるのは夕方から夜にかけて。夜型の人が多いところがドバイの特徴だったりもします。
日本の繁華街が活発になる時間帯に、子どもや家族連れがドバイのモールで楽しんでいる様子は、日本人からすると不思議に見えるかもしれません。けれどもドバイに住む人々の生活を垣間見ることができるのが、ショッピングモールだったりします。
ドバイにいらしたら、ぜひショッピングモール巡りを楽しんでください。
(文・写真(トップ画像を除く) 西田聖和)
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