海外書き人クラブがお届けする『死語辞典』。「1950年代以前」に流行った死語とは? そのうち「ナ行」から始まるものの意味と用例・用法をまとめました。
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ネンネ
年のわりには性的な知識に関して無知な女性のこと。赤ん坊を寝かせるとき「ネンネしましょうね」ということから、「赤ん坊のように性的に目覚めていない」状態を「ネンネ」と表現したのだと思われる。
用例は「あの子に変なことしないでよ。まだネンネなんだから」。
似たような意味の言葉に「カマトト」があるが、そっちは「知っているのに知らないフリ」をするいわゆる「ぶりっ子」なのに対し、「ネンネ」は本当に知らない女性に対して使う。
また「おぼこ」も同様の意味で用いられるが、処女という意味もある。
【関連語】 発展家 カマトト おぼこ
呑み助/飲み助
「大酒飲み」のこと。迷惑ではあるが、その度合いは下記の類義語と比較すると低い。どちらかといえばかわいい大酒のみ。
「もう、ウチのダンナ、呑み助じゃなけりゃ、最高なんだけどねえ」とか。
【類義語】 うわばみ ざる 呑み助/飲み助 飲んだくれ 飲兵衛
【関連語】 左党
飲んだくれ
これも「大酒飲み」のことだが、特に「迷惑だなあ」というニュアンスを出したいときに使う。女性に対して用いることはほとんどない。対象はもっぱら「ダメ男」「ダメおやじ」系。
「アタシったら、なんでこんな飲んだくれのところに嫁いじまったんだか」とか、「アイツんちの父ちゃん、飲んだくれなんだってさ」とか。
【類義語】 うわばみ ざる 呑み助/飲み助 飲兵衛
【関連語】 左党
飲兵衛
これも「大酒飲み」のこと。
たとえば閉店時間になっても、うつろな目のまま飲み続けようとしている男性客に対して、店の女将さんが「はいはい、閉店の時間だよ。飲兵衛は帰った、帰った」とか。
【類義語】 うわばみ ざる 呑み助/飲み助 飲んだくれ
【関連語】 左党
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