(海外書き人クラブがお届けする『死語辞典』が、1980年代に流行った死語「フェイドアウトする」の意味をズバリ解説。用例もアリ。これであなたも死語博士!)
スポンサーリンク
「スネークアウトする」と同様、パーティーなどから「こっそり抜ける」「誰にも知られずに逃げる」こと。または「(人が)いつのまにか消えてしまう」こと。
前者の用例は「オヤジの話につきあうのも大変だから、忘年会、フェイドアウトしよっか」。後者は「あのミュージシャン、結構期待してたのに、気づいたらフェイドアウトしてたね」。
原義は音楽や映像が徐々に消えていくこと。昔の歌謡曲などの終わり方はサビの部分をリフレインさせながら徐々に音量をしぼるフェイドアウトが多かったが、カラオケが人気になってからは間が持たないというか間抜けな感じがするので、カットアウトが主流になった。それでフェイドアウトという言葉もあまり使われなくなった気がする。