【死語辞典】(80年代) 「篠沢教授に全部」

(海外書き人クラブがお届けする『死語辞典』が、1980年代に流行った「篠沢教授に全部」の意味を解説します)

 

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76年から92年までTBS系列で放送されたクイズ番組「クイズダービー」から。

解答者の一人である篠沢秀夫教授の正解率は極端に低かったが、その分、倍率は高く設定された。そのため、最終問題の時点で手持ちの得点が低いチームは「篠沢教授に全部」かけて、「一攫千金を狙う」ことが多かった。

そこから転じて、「一か八か」「やけっぱち」「可能性の低いこと」「無謀な挑戦」といったネガティブなたとえにも、「一発大逆転」「果敢なチャレンジ」というポジティブなたとえにも用いられた。

たとえば「えっ、二浪なのにすべり止め受けず? アイツ、そんな『篠沢教授に全部』みたいなタイプだったっけ?」とか「えっ、武田のヤツがミス・キャンパスの女の子に告白する? それはいくらなんでも『篠沢教授に全部』でしょ」とか「おおっ、武田! お前、あの子に告白するんだって? まあ、『篠沢教授に全部』みたいなこともあるから、がんばれよ」とか。

そう言えば、著者が妻と社内結婚することが決まったとき。著者は男の同僚たちから「まさに『篠沢教授に全部』だな」と褒められ、家内は女の同僚たちから「なんでそんな『篠沢教授に全部』みたいなことするの?」と叱られたとか。

【関連語】 「はらたいらさんに1,000点」

『死語辞典』のチョベリグな使い方

 

1) 1950年代から2000年代にかけての死語の「意味」「時代背景」ドンピシャリと解説。「用例」も極力ワンサカ載せます。

2) 画面上のほうのメニュー欄の「死語辞典」にカーソルを合わせると、年代ごとの死語がモロ見えになります

3) 画面右側の「検索機能(虫眼鏡マーク)」に知りたい死語を打ち込むと、バッチグーな答えが得られます。

4) 世代が違う方とのコミュニケーションギャップも、パーペキに埋められます。飲み会が「どっちらけ~」になることも避けられます。

5) 死語の解説は、管理人の独断により行っています。偏りは重々承知の助。どうぞ許してチョンマゲ! (間違いのご指摘はお待ちしております)

6) 「こんな死語もある」というご投稿もウハウハ大歓迎です(すべて反映するとは限りませんが)。なお、著作権は当ブログの管理人が持つものとします。

7) 盗用や無断使用などのアン信じらブルチョベリバ行為は厳禁。管理人にまずご連絡を。リンクはご自由に貼ってください。

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