(海外書き人クラブがお届けする『死語辞典』が、1980年代に流行った「しょぼい/ショボい」の意味を解説します)
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「しょぼくれる」の「しょぼ」に「い」をつけて形容詞化したもの。「情けなくなるくらい少ない」「セコい」「なんとも冴えない」「あまりに低レベルで役に立たない」といった否定的な意味全般で使われた。
用例は「忘年会が焼き鳥屋なら、まだいいよ。ウチなんて会議室でほか弁だもん。しょぼすぎるでしょ」とか。
「しょぼくない?」という同意を求める疑問形もよく用いられた。「臨時ボーナス支給って言うから、どんだけでるのかと思ったら、一律2,000円だって。しょぼくない?」とか。
感嘆符的にも使った。「えっ、1万円のコースで料理これだけ? しょっぼーっ」とか。
世の中全体が浮かれていたバブルのころだからこそ、逆に存在が際立った言葉。