【死語辞典】(80年代) ヤンエグ

(『死語辞典』が1980年代に流行った「ヤンエグ」の意味を解説します)

 

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「ヤングエグゼクティブ」の略。本来的には「若き重役」の意味。中には本当の「青年実業家」とか「創業家の二代目」とかもいたが、ほとんどの場合は役職が本当に重役なわけではなく、「重役のように羽振りがいい若者」のことを指した。

ただし、本人の「収入」が高いというよりも、「交際費が経費としていくらでも落とせる」といった程度の羽振りの良さ。銀座や六本木のクラブ(大音量の音楽にあわせて踊るほうではなく、ソファーでホステスさんとしゃべるほうね)で、一人でまたは仲間と飲んでも「得意先接待費」として経費で落とせて遊んだあと終電前にタクシーで帰宅しても会社に請求できるというタイプ。「タクシー券(略称「タッ券」)」も使い放題で、一緒に飲んでいる子たちにもバラまけるのが、真のヤンエグだ。

バブル期の不動産や証券業界、マスコミ業界にいたと思われる。

そう言えば、ヤンエグという年齢ではないが、当時五十歳くらいで大手証券会社に勤めていた人から、「交際費は月200万円だったよ」と聞いたことがある。……そりゃ、つぶれるわな、山一證券。「社員は悪くないんです」って社長は言ったけど、「交際費月200万円」使う社員が悪くないとしたらいったい世の中の誰が悪いのか?

『死語辞典』のチョベリグな使い方

 

1) 1950年代から2000年代にかけての死語の「意味」「時代背景」ドンピシャリと解説。「用例」も極力ワンサカ載せます。

2) 画面上のほうのメニュー欄の「死語辞典」にカーソルを合わせると、年代ごとの死語がモロ見えになります

3) 画面右側の「検索機能(虫眼鏡マーク)」に知りたい死語を打ち込むと、バッチグーな答えが得られます。

4) 世代が違う方とのコミュニケーションギャップも、パーペキに埋められます。飲み会が「どっちらけ~」になることも避けられます。

5) 死語の解説は、管理人の独断により行っています。偏りは重々承知の助。どうぞ許してチョンマゲ! (間違いのご指摘はお待ちしております)

6) 「こんな死語もある」というご投稿もウハウハ大歓迎です(すべて反映するとは限りませんが)。なお、著作権は当ブログの管理人が持つものとします。

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