【オランダ在住ライター直伝】ライデンのズバリおすすめ観光地7選

オランダには趣のある町が数多く存在します。ハーグからほど近いライデンもそのひとつです。今回はライデン在住の海外書き人クラブ会員・安田真子が、7つのおすすめスポットを通してライデンの魅力をご紹介します。

1 内部に入って展望テラスにも登れる「デファルク風車博物館」

デファルク風車博物館

オランダといえば風車のある景色……ということで、まずはライデンの駅前にある風車小屋に立ち寄ってみましょう。1611年に建てられたこちらの風車デファルクは、現在博物館として小屋の中や展望テラスの部分が公開されています。

デファルク風車博物館はライデン駅から歩いて5分ほどの好立地にあるので、観光のスタート地点にぴったりです。オランダらしい風車と一緒の記念写真を撮影できますよ。お天気の良い日には、風車に登ってみるのもおすすめです!

 

2 のどかな運河沿いの癒しスポット「シンヘル公園」

シンヘル公園

ライデンの旧市街は17世紀に築かれた運河によってぐるりと囲まれています。その運河の沿いにはきれいに整備された「シンヘル公園」が広がっており、市民や観光に訪れる人々に愛されているんです。日向ぼっこをするもよし、ピクニックに行くもよし、6.3kmあるウォーキングコースを一周してじっくり楽しむもよし……と、さまざまな楽しみ方ができる癒しの空間です。

一番歩きやすいのは駅からデ・ファルク風車博物館へ向かうルートで、運河を望んで写真を撮るのにもおすすめです。

シンヘル公園を一周すると、速足でウォーキングしたとしても1時間半ほどかかります。運動不足解消にはちょうどいいかも?! 季節ごとに表情を変える公園の植物をただゆっくり眺めて、リラックスするのもいいですね。地元の人たちに混じってシンヘル公園の魅力を満喫してみてください。

 

3 市内をぐるりと一望できる「ライデンの要塞」

ライデンの要塞

ライデン随一の展望スポットといえば「ライデンの要塞」です。一歩足を踏み入れれば、町の喧騒から離れ、静かな時間が過ごせる場所です。11世紀にまで遡る歴史を持つ建造物としてオランダ国有の文化遺産であるナショナル・モニュメントに登録されています。入場は自由。人工的に作られた丘の上に建てられた要塞の上に登れば、360度のパノラマをぐるりと見渡せます。

要塞の上に登ると、街を吹き抜ける風を感じることができます。風が強すぎて寒いこともあるので、ご訪問の際には上着をお忘れなく。また要塞の入口はちょっと急な階段になっているので、スニーカーを履いて行けばばっちりです。四季を通して子供や若者からお年寄りにも大人気のスポットです。

 

4 オランダらしいゆったりした時間が楽しめる「船舶カフェ・レストラン」

ライデンの運河

歩いて回れるサイズの町ながら、小粋なカフェや多国籍のレストランや個性的な雑貨店など、ライデンの旧市街には幅広いニーズを満たすお店が揃っています。なかでも特に人気があるのは、運河に係留された船舶の上に用意されたテラス席のあるカフェやレストランです。

ライデンの飲食店はアムステルダムのように混雑することがほとんどなく、ゆったりと時間を気にせずに思い思いの楽しみ方ができるのもポイントです。全体的に価格も低めでスタッフもフレンドリーなのもライデンの特徴。お散歩の途中に、地元の人に混じって船舶カフェ・レストランで休憩するのがおすすめです。天気がよければ日光浴もできて、ゆったりした時間が過ごせます。

 

5 有名画家のルーツを感じられる「レンブラント広場」

レンブラント広場

オランダ美術を代表する17世紀の画家レンブラント・ファン・ラインは、実はライデンで生まれたということをご存じでしょうか。

現在レンブラントの生家は一般の人が住む住宅に建て替えられており、内部を見学することはかないません。しかし生家の向かいにある小さな広場には、制作中の自画像に向き合う若い画家・レンブラントのモニュメントが立っています。

20代で早々にアムステルダムに居を移したレンブラントですが、彼の記憶のどこかには故郷ライデンの光や風景が焼きついていたかもしれません。レンブラントの時代に思いを馳せつつライデンの町を歩くと、新しい発見がありそうですね。

 

6 多種多様の植物が生い茂る「ライデン大学植物園」

ライデン大学植物園

創立1575年のライデン大学が誇る植物園は、ライデン自慢の観光スポットとして広く知られています。世界各地と古くから交易していたオランダならではの珍しい植物はもちろん、散策するのにぴったりのスポットです。

イチョウの大木や藤棚、紅葉のあざやかな日本庭園など、日本とのつながりを感じられる一角もあるのでどうかお見逃しなく。また寒い日には熱帯植物の集められた植物園内の巨大温室に暖を取りにいくというのもいいアイディアかも……?!

 

7 外見も内装も美しい「ピーテルス教会」

ピーテルス教会

後期ゴシックの建築がひときわ美しいピーテルス教会は、赤く塗られた木製のドアとレンガの色合いがおしゃれで、通りがかる人の視線を集めています。有料ですが教会内部の見学もできるので、雨の日や寒い季節にもうってつけの観光スポットです。

プロテスタントの教会らしく内装はシンプル。瀟洒なパイプオルガンが際立っており、写真映えします。美術館として楽しめる宗教画の展示コーナーやミュージアム・カフェも併設されているので、お散歩の合間にほっと一息つくのにもよさそうです。

 

以上、イチオシのライデン観光スポットを7つご紹介しました。ぜひ一度ライデンを訪れて、楽しいひとときをお過ごしくださいね。

(文・写真 安田真子)

 

 

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