2016年12月16日からカンタス航空が、成田空港とメルボルン間の直行便を毎日就航させます! そこでメルボルンとその周辺の魅力をたっぷりお伝えしていきましょう!
こんにちは。海外書き人クラブ所属、オーストラリア在住ライターの柳沢有紀夫です。
フライトスケジュールについて
カンタス航空はしばらく飛ばしていなかった成田からメルボルンへの直行便。でもじつは現在でもカンタスの子会社のジェットスター航空が週4回飛ばしています(日本航空とのコードシェア便ですが、乗務員も機材もジェットスターのものでの運行です)。
さて、そのフライトスケジュールですが……。
ジェットスター航空(日本航空とのコードシェア便)
(月、木、金、土曜日)成田12:15発 → メルボルン着翌日00:15
(月、木、金、土曜日)メルボルン00:50発 → 成田08:45着
※ただし年末年始は毎日運航しています。これは日本からの観光客よりも、日本へのスキー客が多くなる時期だからだと思います。
メルボルン→成田はまだしも、成田→メルボルンは00:15着。真夜中に着いてどうしろっていうのか、少々理解に苦しむ運航スケジュールです。
パックツアーの場合だと現地で係員が待っていてくれたりするのかもしれませんが、個人旅行客だとちょっと困りそう。そんな時間にタクシーに乗るのも、ちょっと気になりますし。
一方2016年12月16日からのカンタス航空はというと……。
カンタス航空
(毎日)成田19:00発 → メルボルン着翌日7:30
(毎日)メルボルン9:15発 → 成田17:30着
すごく常識的な時間ですね。
さて、ではいよいよメルボルンの魅力を語っていきましょう。
スポンサーリンク
1 イギリス風の威風堂々たる建造物たち
その代表格がこのセントポール大聖堂(St. Paul Cathedral)。1891年に建てられました。
その向かいにあるのが、冒頭に載せた写真のフリンダース・ストリート駅(Flinders Street Station)のビル。1854年に建てられたエドワード朝風の建造物です。
フリンダース・ストリート駅っていうとメルボルンの中心部から外れているように思われそうですが、まさにここが中心地です。1日25万人もの人が利用するターミナル駅です。
2 トラムが楽しい
メルボルンにはいくつかのトラム(tram)、つまり路面電車がいくつも走っています。トラムは、かつてはレトロでノスタルジックな雰囲気で人気でしたが、最近ではエコフレンドリーな乗り物として世界中で人気が再浮上していますよね。
さてメルボルンのトラムでいちぱん有名なのが、市の中心部を周回するシティサークル(City Circle)。一周の所要時間が約30分~40分で、右回りと左回りも約10分間隔で運行しています。
運賃は無料なので、まずはメルボルンの中心部をぐるっと回ってみるのもいいかもしれませんね。
ただし気をつけないといけないのが、運行時間がとても短いこと。通常はなんと10:00~18:00です。ただしデイライト・セービング期間(10月の第一日曜日から4月の第一日曜日まで)の木・金・土曜は21:00まで運行しています。
メルボルンのトラムは郊外に行くと、こんな感じで、路面ではなく普通に線路の上を走っています。
それからシティサークルを含む市の中心部は無料なのですが、郊外に行くと有料になります。
メルボルン観光局の公式サイトの「公共交通機関」のページ(日本語)
http://jp.visitmelbourne.com/Information/Public-transport
3 メルボルン博物館(Melbourne Museum)
恐竜の骨格標本とか、オーストラリアや近隣諸国の先住民の道具などの展示がなかなか愉快です。
メルボルン博物館の公式サイト
https://museumvictoria.com.au/
4 ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria )
アート好きな方にはビクトリア国立美術館もオススメ。コレクション数は7万点でものすごい展示の量なのに、常設展だけなら無料。コスパも良いですね。
ビクトリア国立美術館の公式サイト(英語)
5 世界遺産の「王立展示館とカールトン庭園」
メルボルンにある世界遺産がここ。
王立展示館(Royal Exhibition Building)のほうは、そもそも1880年に開催された万国博覧会の展示室として建てられたもの。その後国会議事堂、州議会議事堂と数奇な(?)運命をたどって、現在はまた展示館として復活しています。
とはいえ、普通にぶらっと行っても入れません! というのも展示館として使われることが極端に少ないからです。しかもそのイベント、「メルボルン大学の試験」なんていうのも入っていて、そういうときにはやはり一般の人は入場不可ですから。
でもイベントがない日は通常午後2時から、すぐそばにあるメルボルン博物館から出発します。費用は大人10ドルで、チケットの購入もメルボルン博物館でできますが、人数が限られているのでお早めに。
一方、カールトン庭園(The Carlton Gardens)のほうはというと……まあ、普通の庭園かなという印象です。それよりも……。
世界遺産の王立展示館の公式サイト(英語)
https://museumvictoria.com.au/reb/
世界遺産の王立展示館の公式サイトのイベント情報(英語)
https://museumvictoria.com.au/reb/whatson/
6 ヤラ川沿いとクイーンビクトリアガーデンズ散策
散策するのなら、こちらのほうがオススメです。
ヤラ川(Yarra River)沿いは市の中心部だっていうのにのどかな風景が広がっていて……。
クイーンビクトリアガーデンズ(Queen Victoria Gardens)のほうは、まるで絵画の世界に迷い込んだような気分になれます。
7 フェデレーションスクエアの階段や芝生で佇む
「ガーデン・シティー」と呼ばれるほど庭園や公園が多いメルボルン。歩き疲れたらそこで休んじゃえばいいのです。
オススメの場所は、イギリス風の質実剛健な建造物があるフリンダース駅のビルから道を隔てたところにあるフェデレーションスクエア(Federation Square)。ここの階段状になっているところは市民の憩いの場で、スーツ姿の人から下校途中のハイスクールの学生まで、さまざまな人たちが思いおもいの時間をすごしています。
上記のクイーンビクトリアガーデンズでごろりと寝転がるのもオススメです。
こういうところでボーッと人々の話し声を聞いたりしていると、「ああ、外国にいるなあ」としみじみ思うはず。なんかそういうのも海外旅行の楽しみの一つだと思いませんか。
8 カフェや中華街
グルメの街と言われるメルボルンでは、カフェや中華街も楽しみの一つですね。
9 グレートオーシャンロード
10 グランピアン国立公園
さて、せっかくメルボルンまで来たのだから、市内だけでなく郊外に足を延ばしたい。
そんな方にオススメなのがグレートオーシャンロード(Great Ocean Road)とグランピアン国立公園(Grampian National Park)をめぐるツアー。だいたい1泊2日で見どころをあちこちめぐってくれます。
いちばん有名な場所というと「12使徒」(12 Apostles)。……いや、エヴァンゲリオンの聖地ではないです。
波による浸食によって取り残された岩たちの姿を、迫害を受けてもあらゆる困難に立ち向かったイエス・キリストの高弟になぞらえたのでしょうね。
ただし2005年には一つの岩が崩れ落ち、現在は正確には11使徒になっています。
さきほどここがいちばん有名と書いたのですが、他にも見どころはいっぱいあります。
たとえばこのロック・アード・ゴージ(Loch Ard Gorge)。
ツアーだと他にもあちこち立ち寄ってくれると思いますが、一つご注意を。大型バスだと入れない場所もあるので、バックパッカーを対象にしたようなマイクロバスのツアーのほうがあちこちいけるかもしれません。
それからグレートオーシャンロードを往復するのもいいですが、帰りはグランピアン国立公園(Grampian National Park)を経由するツアーだとより楽しめると思います。
カンタス航空の直行便就航で、さらに行きやすくなったメルボルン。ぜひ足を運んでくださいね。
【文:海外書き人クラブ 柳沢有紀夫】
(「海外在住ライターを使ってみたい」と思われている方。「海外在住ライターになりたいと思われている方。耳寄りな情報があります。ぜひこのページの下のほうまでご覧ください)
スポンサーリンク
スポンサーリンク