北カリフォルニアと言えば、カリフォルニアワインを思い浮かべる人も多いかと思いますが、今ホットなのはクラフトビールなのです。空前の大ブームとも言われていて、個性的な醸造所がいたるところにできて、週末には大勢の人が個性的で美味しいクラフトビールを楽しんでいます。
海外書き人クラブ新会員で、アメリカ・カリフォルニア州・オークレー(サンフランシスコから車で約1時間)在住のアキ・マーコートが、オススメのクラフトビール醸造所をお伝えします!
もちろん、南カリフォルニア(アメリカ全土)にも醸造所はありますが、なんと言ってもクラフトビール発祥の地・北カリフォルニアの盛り上がりは半端じゃないのです。
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1 ロシアンリバー・ブルーイング・カンパニー
サンフランシスコから車で約1時間ほどのサンタローザという町のダウンタウンにある世界中のビール愛好家が訪れると言われる「ロシアンリバー・ブルーイング・カンパニー」。
サンタローザはスヌーピーの原作者のミュージアムがあることでも有名です。町のいたるところにスヌーピーのキャラクターの像があり、車を駐車してロシアンリバーに行く間にキャラクターたちに心を癒されるかもしれません。
「ロシアンリバー」はなぜ世界中からビール愛好家たちが訪れるかというと、もちろん美味しいダブルIPAというビールもあるのですが、毎年2月に限定のビール、プライニー・ザ・ヤンガー・トリプルIPAを求めてやってくるのです。
並ぶことが嫌いなアメリカ人もわくわくしながら期間限定の限定ビールを求めて長蛇の列を作っています。
取材したこの日は、そのプライニー・ザ・ヤンガー・トリプルIPAを発売している日で、ロシアンリバーのお店の前にはたくさんの人が並んでいました。
2 ムーンレイカー・ブルーイング・カンパニー
2016年にオープンした比較的新しい「ムーンレイカー・ブルーイング・カンパニー」は、サンフランシスコから車で約2時間のオーバーンという町にあります。
フルーティー飲みやすいと言われているIPA「ヨジョ」は、大人気ですぐに売り切れてしまうそうです。ヨジョ以外も飲みやすいクラフトビールが揃っているので、ビール好きならレンタカーしても行く価値はある醸造所です。
「ムーンレイカー」が注目を浴びた理由は、オープンして間もなくいくつもの賞を受賞したこともありますが、道を渡ったところには「ニーディープ・ブルーイング・カンパニー」という別のクラフトビール醸造所があることもポイントの一つでしょう。二か所をハシゴできる点がビール愛好家たちの心を惹きつけたに違いありません。
「ニーディープ」もおすすめですので、オーバーンの町を訪れた際は、ムーンレイカーとニーディープの両方の醸造所を訪れて、飲み比べるのもいいかもしれません。
3 オルタモント・ビール・ワークス
第二のナパ・ソノマと言われているワイナリー地帯リバモアにある「オルタモント・ビール・ワークス」。最近店舗を拡大し、店内はお洒落なカフェのようで、ソファやカウチもあり、ビール愛好家たちがリラックスしながらクラフトビールを楽しめる場所に変身しました。
リバモアはサンフランシスコから車で1時間の場所にあり、週末はサンフランシスコやサンノゼエリアからもたくさんの人々が訪れます。
広くなった店内にも関わらず、人で溢れかえっていて「オルタモント」の人気が伺えます。
4 ヘンハウス・ブルーイング・カンパニー
鶏がトレードマークの「ヘンハウス・ブルーイング・カンパニー」は、最初に紹介した「ロシアンリバー・ブルーイング・カンパニー」と同じサンタローザの町にあります。
「ロシアンリバーはサンタローザ」のダウンタウンにありますが、「ヘンハウス」は郊外の広々とした田園風景を抜けたところです。
店内は明るいエネルギーに満ち、壁には「ヘンハウス」オリジナルの鶏のTシャツなどが飾ってあって、ゆったりとビールを楽しめる雰囲気です。
5 アーミスティス・ブルーイング・カンパニー
今回ご紹介する中では一番サンフランシスコに近い場所にある「アーミスティス・ブルーイング・カンパニー」。サンフランシスコ湾にほど近く、湾の向こう側はサンフランシスコで、車だと30~40分のところのリッチモンドという町にあります。
建物が普通のオフィスビルのようで見逃してしまう感じですが、「アーミスティス」のビールにかける情熱は素晴らしく、小さい店内ながらも、たくさんの人がビールを楽しんでいました。
「アーミスティス」のビールはほとんど苦みがないことで有名です。
まとめ
カリフォルニア州に900以上あるクラフトビール醸造所は、どこもとっても魅力的なので、いろいろと訪れて、自分のお気に入りの醸造所を見つけるのも素敵だなと思います。
今回は私の周りのビール愛好家たちにインタビューして、どこがお気に入りか聞いたところに訪れてみました。そしておすすめした上記5か所はどこも人が溢れていて大人気でしたので、訪れてみる価値は大きいです。
ビールが苦手な人でもだいじょうぶ! というのはクラフトビール醸造所には「サイダー」も置いてあることが多いからです。この場合の「サイダー」とは炭酸のジュースではなく果実の発泡酒。日本で言うシードルですね。
アップルサイダーだけでなく、各醸造所ではパイナップルやブルーベリーなどの個性のあるサイダーが飲めます。ただしアルコール度数が高いサイダーもあるので注意です。
以上、北カリフォルニアでおすすめクラフトビール醸造所トップ5でした。
※ちなみにカリフォルニア州の法律では、血中アルコール濃度が0.08%以上は飲酒運転になりますので、ご注意ください。
(文と写真(トップとラスト2点の画像を除く) アキ・マーコート)
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