関東地方で広く用いられている公共交通機関乗車カード兼電子マネーである「Suica」と「PASMO」。前者がJR東日本系で、後者が東京メトロおよび私鉄系ですが、互換性があるのでどちらか一枚を持っていれば充分。
だからどっちでもいいじゃん……と思っていたのですが、ちょっと調べたら大きな違いがありました!
それは「払いもどし金額」です。
こんにちは。海外書き人クラブ会員、セコい話題大好きの君田亜礼です。
では、「払いもどし金額」がどう違うのか、具体的に見てみましょう(ちなみにどちらにも「定期券付き」のものがありますが、話が複雑になるので、それがないものの話をします。基本は「定期券付き」も同じです)。
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1 「PASMO」の場合
「PASMO」を発行する株式会社PASMOのウェブサイトにはこんな記述があります。
- SF残額とデポジット500円を払いもどしいたします。なお、SF残額が0円の場合、デポジット500円をお返しいたします。
「SF残額って何?」という声が聞こえてきますが、「チャージされた利用可能金額」と思ってください。
つまり「全額返ってくる」ということですね。
「そんなのあたりまえじゃん」という声が聞こえそうですが……それがあたりまえじゃないんです!
2 「Suica」の場合
一方、「Suica」を発行するJR東日本のサイトにはこう記されています。
- 入金(チャージ)残額から手数料220円を差し引いた金額に、預り金(デポジット)500円を加えて返金します。なお、入金(チャージ)残額が220円以下の場合は、預り金(デポジット)のみの返金となります。
そうなんです。「Suica」の場合、220円の手数料が取られます!
まあよくよく考えると「手数料をとるのもあたりまえかなあ」という気がしないでもないのですが、あたりまえだろうがどうだろうが取られないほうがいいですよね、たった220円でも。
残高0円にすれば、預り金(デポジット)が戻ってくるので「PASMO」と同じですが……。
とはいえ「そもそも払い戻しなんてしないでしょ? SuicaやPASMO」という声も聞こえます。確かに日本に住んでいる人はしないし、頻繁に一時帰国する私もしません。
でも「海外からの旅行者で次に日本来るのはいつかわからない。もしかしたら二度と来ないかもしれない」という方は払い戻しをするでしょうから、「PASMO」がオススメです!
「海外からの旅行者が使うのか?」という疑問もあると思いますが、東京に一日しか滞在しないというのならまだしも、数日いるのであればやっぱりあると便利。電車に乗るだけでなく、自販機とか駅の売店などクレジットカードを受け付けないところでも使用できますからね。
まあ、220円で目くじら立てる話ではないかもしれません。とにかく来日客には「Suica」や「PASMO」がオススメです!
来日客にオススメと言えば……はい、レンタルwi-fiもです。諸外国に比べてなんたってフリーwi-fiスポットが少ないニッポン。セキュリティーの意味も込めて、一家に一台ではなく「一人に一台」ぜひ!
(レンタルwi-fiの記事はこちら!)
【文 ユッキー】
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