「南アフリカは犯罪率が高く、治安が悪い国」だけと思っていませんか?
筆者はこの地に移住し約10年経過しますが、犯罪に巻き込まれることもなく、平和に充実した生活を送っています。
今回は留学や長期滞在、移住を検討している方に向けて、南アフリカの魅力をお伝えします。
海外書き人クラブ新会員の鈴木美代子です。
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1.豊かな自然
インド洋と大西洋の海に囲まれた自然豊かな地形に、さまざまな動植物が生息する南アフリカ。
ゾウやキリン、ライオンなど野生動物のサファリ体験や、春になると大地一面に広がる色鮮やかな草花の景観が楽しめます。
ビーチで1日を過ごしたりサーフィンを楽しむ、公園や野原でピクニックをするのも良し、トレッキングなど自然と親しみながら生活できるのが魅力です。
大自然を満喫したい方や、のびのびと子育てをしたい方には最適な環境といえるでしょう。
2.多民族国家
アフリカ先住民族のコイ・サン族をはじめ、コザやスールー、ソト族のほかにアフリカーナやヨーロッパ系、アジア系民族が共に暮らしています。
多民族で構成されるため、職場ではいろいろな言葉が飛び交い興味深いといえるでしょう。
日本とは異なり、さまざまな民族と共に仕事や生活をするので、文化の違いを学ぶチャンスに恵まれます。
3.フレンドリーな人々
南半球に位置し温暖な気候のためか、大らかで明るい心の持ち主の南アフリカ人。どこに行っても気軽に話かけてきたり、困っていれば親身になって助けてくれます。
長期滞在や留学中は何かとトラブルに遭いやすいですが、励ましてくれたり一緒になって解決方法を考えてくれるなど、民族の温かさを実感できるでしょう。
4.プライベートが充実
日本とは異なり、現地の人は仕事とプライベートをきっちり分けて働いています。日本のようにサービス残業や就業後の飲み会はほとんどありませんし、定時になるとさっさと帰宅し家族と過ごすのが一般的です。
休日返上で仕事をする人を見かけることはなく、休みの日は家族や友達を囲んでバーベキューを楽しみます。家族を大切にする文化で、ワークバランスが良いのも魅力といえるでしょう。
5.英語が上達する環境
南アフリカは多民族国家で11の公用語がありますが、英語が共通語なので職場や公共の場では皆、英語を話します。
南アフリカは留学先としてあまり知られていませんが、日本人がほとんどいない環境で英語を使う機会が多いため、上達スピードが早いのも魅力のひとつです。
6.ワインが美味しい
ワインといえばフランスやイタリアが有名ですが、ブドウ栽培に適した土壌や温暖な気候から、南アフリカでもワインの生産が盛んです。
特に赤ワインの「ピノタージュ」は、南アフリカ産の品種として知られ、リーズナブルな価格で美味しいと定評があります。
ケープ州のステレンボッシュエリアにはたくさんのワイン農場があり、ワイン好きには魅力的な街といえるでしょう。週末にワイン農場を訪れ、ワインテイスティングをするのもおすすめです。
7.チャンスに恵まれる
日本人が少ないため、さまざまなチャンスに恵まれるのも魅力といえるでしょう。
例えば日本のラジオ局からインタビューの依頼がきたり、通訳者を探しているから仕事を引き受けてほしいなど、日本や他の外国ではできない貴重な経験ができます。
日本人が多い国に住むと競争率が高くなり、珍しい仕事に出会う確率が低くなりますが、南アフリカに住む日本人は少数なので、何かのきっかけで仕事に繋がりやすいのです。
まとめ
今回は南アフリカの魅力について紹介しました。
南アフリカは治安が悪いと言われますが、美しい自然が残る素晴らしい国でもあります。
「住めば都」という言葉があるように、長く暮らすとその国の良い面が見えてくるものです。
どの国にも魅力的な部分があるので、日々の生活の中で住む国の良い面を探したり、前向きに生活することで充実した海外生活が送れるでしょう。
(文・写真(トップ画像を除く) 鈴木美代子)
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