地方色豊かなスペインの食文化。その分、お土産はどこで何を買えばいいか迷ってしまいますよね。
でもご安心を。スペインの総合デパート「エル・コルテ・イングレス」は、高級ブランドから食料品まで何でも取り揃えているので、ここで手に入らないものはまずありません。
今回は海外書き人クラブ会員の小池ケイコが、その食材コーナーで購入できるスペインならではの商品を紹介したいと思います。
「エル・コルテ・イングレス」はスペイン全土に100店舗近い支店を構え、どの街でも安定のクオリティのものが手に入るので、お土産探しにももってこいです。
１．イビサの塩
地中海に浮かぶイビサ島は、ビーチやナイトクラブで世界的に知られた場所ですが、塩の産地としても有名です。そんなイビサ島の塩は、柔らかくまろやかな口当たりで、どんな料理にもよく合います。
レモン塩、ハーブ塩などフレーバー入りの塩も揃っているので、いろいろなバリエーションが楽しめるのもうれしいところ。
写真の「Sal de Ibiza」は1本4.6ユーロ（610円）、フレーバー塩は1本7.1ユーロ（940円）から手に入ります。
（※商品の金額、レートは2021年6月現在のものになります）
２．オリーブオイル
スペインと言えば外せないのはオリーブオイル。瓶入りのものは重くなってしまいますが、メーカーによってはプラスチックや缶入り、100ml入りの小瓶など、さまざまな種類があります。
また通常のオリーブオイルだけでなく、トリュフ入り、ハーブ入りなど、味の種類も豊富なところはオリーブ大国のスペインならでは。値段も2～3ユーロ（260～400円）とお手頃のものが多いので、味を比べてみるのも楽しいですね。
３．生ハム味のポテトチップス
スペインといえば生ハムが有名ですが、2020年7月から海外から日本への肉製品の持ち込み禁止の罰則が強化され、生ハムやサラミをスペインから日本に持ち込むと、3年以下の懲役、もしくは300万円以下の罰金の対象となってしまいます。
それでもお手軽に生ハム味を楽しみたいなら、ポテトチップスはいかがでしょうか？
スペインでは様々なメーカーが生ハム味のポテトチップスを発売しています。日本でもおなじみのプリングルスにも生ハム味が。ポテトチップスは1.5ユーロ（200円）から購入できます。
４．サフラン
ちょっと変わり種のお土産と言えば、サフラン。
10グラムのサフランのために1500本の花が必要になると言われるたいへん貴重なスパイスで、日本ではあまりなじみのないものですが、スペインではパエリアの色と風味を付けるのに必ずサフランを使うため、とても気軽に利用されているスパイスです。本格的なものは5グラム50ユーロからと高価になりますが、お手頃なものなら2ユーロ（260円）から手に入ります。
５．ハーブティー
スペインでは意外にもハーブティーがよく飲まれています。リラックス効果のあるカモミール（Manzanillas）、安眠効果のあるリンデン（Tilas）、消化を助けるミント（Poleo menta）など、その時の体調や気分に合わせてハーブティーを飲むのは、スペインの家庭のどこにでも見られる光景です。
複数のハーブを組み合わせたデトックスティーや、蜂蜜入りやアニス入りなど、種類が豊富にあるので、様々な味を楽しむことが出来ます。ハーブティーは1箱1.8ユーロ（240円）から。
スペインに旅行に来て「何を買っていいのか迷ってしまう」というときは、エル・コルテ・イングレスに立ち寄ってみてはいかがでしょうか？ きっと面白いものが見つかるはずです。
（文と写真（トップの画像を除く） 小池ケイコ）