寸又峡の「夢の吊り橋」。「死ぬまでに絶対見たい」など、国内のみならず海外でも大評判の絶景です。
今回は先日実際に訪れてきた私が、たくさんの画像とともに徹底ガイドします!
こんにちは。海外書き人クラブお世話係の柳沢有紀夫です。
アクセスなどは、こちら(https://www.kaigaikakibito.com/blog/sumatakyou-and-around/)に記したのでご参考に。記事の最後にもう一度リンクを貼りますから、そちらでご覧いただいてもいいかと思います。
それでは「夢の吊り橋」へ、ごいっしょに! ちなみにこのコースは「寸又峡プロムナードコース」という名前で、平均所有時間90分(「夢の吊り橋」での待ち時間を含まず)のハイキングルートになっています。
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1 寸又峡温泉からの「夢の吊り橋」へ
「夢の吊り橋」までは寸又峡温泉の温泉街の終わったところから徒歩20分ほどの道のり。こんな風な舗装道路ですが、一般車両は通行止めになっています。
入口の向こう、右川にあるのが「寸又峡環境美化基金」とやらの小屋。ここに「無料の杖」が置いてあります。ただ……正直言って持っていくと逆に負担になると思います。というのは約90分の行程のほとんどがほぼ平坦な道で、急な階段などを降りるのも登るのも一ヵ所ずつ。それぞれ5分程度ですから。
「夢の吊り橋」を渡るときも、両側に張られたワイヤーをすぐにつかめるようにしたいので手に余分なものを持っていたくないですし……。
道はこんな感じで歩きやすいです。
「夢の吊り橋」にアクセスする道から見える景色。それなりに見ごたえがあります。
写真中央部、川を横切るのは「夢の吊り橋」ではなくて、「猿並橋(さんなみばし)」という別の吊り橋です。ここも寸又峡温泉から徒歩10分ほどで行けるので、ぜひ訪れていただきたいところです。詳しくはこちら(https://www.kaigaikakibito.com/blog/sumatakyou-and-around/)。
途中、こんな風に説明が書かれた看板もあります。
やがて前方にトンネルが見えてきます。
トンネル。なかなかいい雰囲気です。
トンネルを抜けてすぐ右側に見える山崩れのあと。本番の「夢の吊り橋」までの間にあれこれ飽きさせない工夫を入れてくるあたり、某テーマパーク並みに侮れません。
こちらはトンネルを抜けてすぐの左側。網にひしゃくがかけられていたので、湧き水か何かだと思うのですが、説明がなかったので飲むのをやめました。
トンネルから1分ほどの分岐点。矢印通り、右に下っていく道です。
その矢印の看板に「本日の吊橋は一方通行です」とありますが、大井川鉄道のサイトによると「日中の夢の吊橋は、一方通行です」とのことです。「本日」とか繁忙期だけではなくて、基本的には年がら年中なのではないかと思います。
とはいえ「日中」の2文字がクセモノ。これ関してはのちほど書きます。
前の写真の右側に見える看板。「急な上り階段が続きます」とありますが、道を普通に歩ける人なら幼稚園児でも問題ないと思います(普段杖をついたり、ショッピングカートを押しながら歩いたりしているご年配の方などはむずかしいですが)。
すぐに右手におおっ! 「夢の吊り橋」が見えてきます。
このあと坂道や階段をつづら折りに降りていきます。
そして到着。橋の定員は10名なので、順番待ちの列ができていました。4月上旬の土曜日、ポカポカ陽気のお昼過ぎですが、待ち時間は5分ほど。ただ紅葉の季節の週末になると「2時間待ち」もあるらしい。
テーマパークの人気アトラクション並みですね。
2 いよいよ「夢の吊り橋」
斜め手前から見る吊橋はこんな感じです。
そして正面からはこう。
右側に「吊橋の定員は10名です」の文字が見えます。
順番を待つこと5分。いよいよ渡りはじめます。
橋の途中からはこんな感じ。
そして足元はこう。高所恐怖症なんだから、わざわざこんな写真、撮らなくてもいいのに、私。……それを言ったら、わざわざ吊り橋に来なくていいという話になりますが。
これが吊り橋の反対側からです。
3 渡り終えてから2つの「夢の吊り橋」ビューポイント
渡り終わるとすぐに階段がスタートします。
この看板によると304段。……っていうか、この数字を橋へと下る道の分岐点のところの看板に書いておくと親切だと思いました。
ビューポイント・その1
階段の途中からも、こんな「夢の吊り橋」が見えます。
そして階段を渡り終えると、右のほうに「尾崎坂展望台」とのこと。さてさて、どんな絶景に出逢えるのか……。
……と思ったらここからは「夢の吊り橋」は見えません。欽ちゃんの「バンザーイ、なしよ」を思い出す世代。
この展望台にはかつて使われていたというトロッコ列車が置かれているのですが、風化が……(寸又峡温泉街の大駐車場にもっと状態がいいものが置かれているので、ご興味がある方はそちらをぜひ)。
で、気を取り直して飛龍橋方面へ。
謎のハシゴ。かなり気になる存在ですが、案内板がなかったので、良い子の私は登らなかった(登山に来たのであればたぶんチャレンジ)。
そしてこれが飛竜橋。でもこの上からは「夢の吊り橋」は見えません。「なんだよ、これ」とふてくされていたら……。
ちょっと進むと左側にベンチが置いてあって……。
おおっ! 木々の間からではありますが、見事に「夢の吊り橋」に再会できました! というわけで、この「特等席」でランチにしました。
ところが……。
ビューポイント・その2
食べ終わって、道を20メートルほど進むと、こんな風にバッチリ見られる場所がありました。ひとことだけ言わせていただくと……。
「ベンチつくる場所、間違ってないですか?」
そして最後にこんなレトロな電話機が迎えてくれます。電話がつながるのは30年前だとか……。
「寸又峡温泉」までの帰りは、行きと同じルートを戻ります。
番外編 翌朝早く行ってみた
じつはその日は寸又峡温泉で泊まったので、翌日の朝食前にもう一度「夢の吊り橋」を訪れてみました。前日は「大混雑」というわけでもなかったですが、次から次へと人が来て、橋の上でも少しせわしなかったので……。
思ったとおり最初はだれもいなくて、橋の上でのんびりと景色を眺めたり、何往復もしたり……。
とはいえ山に囲まれている場所なので、太陽はなかなかあたりません。写真だと違いがあまりわからないかもしれませんが、日が照っているほうが湖面はやはりきれいです。
もし時間が許すのであれば朝ごはんのあと、日帰りの観光客が押し寄せる前くらいが狙い目かもしれません。
以上、≪【絶対見たい絶景】寸又峡「夢の吊り橋」徹底ガイド≫でした。
冒頭でもお知らせしましたが、「猿並橋」など周辺のみどころを網羅した記事(https://www.kaigaikakibito.com/blog/sumatakyou-and-around/)もアップしています。こちらもぜひご覧ください。
【文・写真 柳沢有紀夫】
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