タピオカミルクティーや台湾マンゴーなど、現地よりお高いとはいえ、最近は台湾のおいしいものが日本でもすぐに手に入ります。一方で、やっぱり台湾でしか味わえないおいしい体験が存在することも確か。そこで、今回は台湾旅行の際にぜひ現地で味わっていただきたいものを、海外書き人クラブ新会員の田村渚がご紹介します!
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1 紙パックのものとは大違い!「本物の豆乳」
おすすめグルメ1つめが豆乳…と思われるかもしれませんが、侮るなかれです!
台北の街中には多くの豆乳専門店があり、当日搾りたての豆乳をいただくことができます。スーパーやコンビニで売っている紙パックの豆乳とは違い、賞味期限も当日中という繊細さ。ですが、その分お豆本来の旨味がぎゅっと詰まっていて、紙パックものよりもお味がとっても濃いのです。ボトルに入っていて飲み歩きもできるので、忙しい観光のお供にもぴったり。お店によっては大豆の種類によってたくさんの豆乳が取り揃えられているので、飲み比べも楽しいです。
お肌や健康に良いことは知りながらも、日本ではどうも好きになれなかった豆乳ですが、台湾で「本物の豆乳」に出会ってからは毎日でも飲める大好物になりました。
2 甘党でない方にこそ試して欲しい「緑豆糕(リュウドウガオ)」
実は甘い物はあまり得意でなく台湾スウィーツには少し疎いのですが、「開門茶堂」の緑豆糕(リュウドウガオ)はそんな私でも胸キュンできるお菓子でした。
緑豆糕とは、緑豆の粉の中に餡を包み、型に入れて固めたお菓子。落雁のような見た目なので硬い印象ですが、実際はしっとり柔らかで繊細なお味です。餡も外の緑豆もどちらも微かに甘みを含んでいるようですが、甘いものが苦手な私でも胸焼けせずいくつも食べられるくらい、控えめで上品な甘みです。
大通りを1本入ったところにある「開門茶堂」のひっそりとした立地や、モダンでお洒落な店構えも旅の休憩をグレードアップしてくれそう。
3.雰囲気も込みで台湾の“香り”を感じたい「茶藝館で頂く台湾茶」
前述の「開門茶堂」のようなモダンなティーハウスやカフェ、ティースタンドなど様々な場所で台湾茶はいただけるのですが、せっかく台湾に来られたのであればぜひ足を運んでいただきたいのが、伝統的な茶藝館。
本格的な茶藝館のゆったりとした空間で、お店の方にアドバイスをもらいながら茶葉を選び、蒸し方や注ぐ手順、香りを楽しむ方法を教えてもらう時間そのものがとっても贅沢で現地ならでは。古風な茶藝館の佇まいはどれも非常に美しいですし、お猪口サイズの湯呑や曲線美の急須など茶器もとってもかわいい。一番茶をいただいたあと茶器に残るお茶の香りはアロマテラピーのようななんとも言えない幸福感を与えてくれます。休憩に立ち寄るカフェというよりは、1つの観光スポットと捉えていただくのも良いかもしれません。
特に「紫藤廬」は、日本統治時代に建てられた古い建造物も手伝って雰囲気抜群。お店の方もとっても親切で、必要であれば英語を交えながら、お茶のいただき方をデモンストレーションしてくれるので安心です。
4.なぜか皆名前だけは聞いたことのある「グアバ」
グアバという名前だけは知っているけれど食べたことも見たこともなかったのは、私だけでしょうか?台湾へ行ってからも、大好きな「芭樂(バーラー)」が「グアバ」だと知ったのは実はごく最近のことでした。
台湾で食べ歩きをしていると、ともすれば味の濃いものを食べ続けて夕方には少し胃腸が重い、なんてこともしばしば起こります。ティースタンドですっきりとした台湾烏龍茶や緑茶を買ってお守りにするのも良いのですが、夜市が空いている時間帯でしたらぜひグアバを1袋試してみてください。
夜市の果物屋台では、ビニール袋入りの皮ごとカットしたグアバに梅味の粉をかけてくれます。この「梅粉」を断ると、よりすっきりしたグアバ本来の味を楽しむこともできます。林檎や梨に近いシャキッとした食感と爽やかな味わいは、台湾旅行の素敵な箸休めになってくれること間違いなしです。
まだ海外旅行が難しい時期が少し続きそうですが、また安心して旅を楽しめるようになった暁には、ぜひ台湾でおいしいものを目一杯堪能してください!
(文・写真(グアバを除く) 田村渚)
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