亜熱帯都市ブリスベンだけどビーチリゾートはない? いえいえ、じつはあるのです。沖合のモートン島の「タンガルーマアイランドリゾート」が、それです!
こんにちは。海外書き人クラブ所属、オーストラリア在住ライターの柳沢有紀夫です。
以前、【ゴールドコースト「クーランコーブ」がオススメの5つの理由】でゴールドコースト沖のアイランドリゾート「クーランコーブ」を紹介しましたが、「タンガルーマアイランドリゾート」も負けず劣らず楽しいパラダイスです! いや、「タンガルーマアイランドリゾート」には「クーランコーブ」にはない、いや世界の他のリゾートでもおそらく滅多にできないアクティビティがたくさんあるのです!
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1 イルカの餌付けができる!
威勢よくはじまったわりには、いきなり夜の絵ですみません。だけどこれがタンガルーマでおそらくいちばんのアクティビティなので……。
そう、ここでは野生のイルカの餌付けができるんです! ただイルカたちがやってくるのは夜なのでこういう画像になります。
係員の指示に従って、順番に餌付け。水族館のイルカたちのジャンプを見るのはエキサイティングですが、すぐ目の前までスーッと寄ってくる姿には本当に癒されます。動物好きの人もそうでない人も、ぜひ「ここでしかできない体験」を楽しんでみてください。
2 座礁船の間近でシュノーケリング
シュノーケリングができるアイランドリゾートはたくさんあります。以前、【オーストラリア・ケアンズのおすすめアクティビティ10選】で紹介したグリーン島もその一つですね。
ただ「タンガルーマアイランドリゾート」では、座礁船(ウェブサイトでは「沈没船」と表現されていますが、沈んではいないので「座礁」かと)がそばにあるのです。そのどこがいいかというと、座礁船は人工の岩礁みたいなもの。隠れ家にもなるので魚たちが集まっているのです。
ただ一つご注意が。沖合にある島といっても「タンガルーマアイランドリゾート」があるのは本土側なので、波が静かかと思いきや……意外と荒いことがあるので気をつけてください。今、「意外と」と書きましたが、じつは意外でもなんでもないんですね。なんたって、船が何艘も座礁しているくらいですから。
3 砂すべりでアドレナリン噴出!
陸のアクティビティでもモートン島ならではのものがあります。それがこの砂すべり。じつはここは砂でできた島。しかもかなり高い丘があります。その高低差を利用するのです。
砂なんかですべるのかと思われるかもしれませんが、これがかなりのスピードに。アドレナリン噴出のアクティビティです。とはいえ丘をあがっていくのは自分の足で。はい。下の写真のように延々と。そしてその下の画面のいちばん上と真ん中に豆粒のように見えるのが人。この標高差を下るわけです。というわけで、特に暑い時期は3回くらいが体力的に限度かもしれません。
それから砂は照り返しが強いので、日焼け止めは必須です。
4 さまざまなスポーツが楽しめる
モートン島の「タンガルーマアイランドリゾートならでは」のアクティビティは以上の3つですが、他にもさまざまなことを楽しめます。
まずマリンアクティビティならカヤック、バナナボート、スタンドアップパドルボート、パラセーリング、モーターボートレンタル、カタマランレンタル、ダイビング、シースクーターなど。
陸上なら四輪バイクツアーや、四輪駆動バスで道なき道(というかビーチ)を走る島内ツアーなど。
クルーズ系ならホエールウォッチ(クジラたちが回遊でこのあたりを通る冬場のみ)、ジュゴン発見クルーズ、サンセットクルーズ。
これらはいずれ参加費がかかりますが、テニス、スカッシュ、ビーチバレーなど無料で楽しめるものもあります。
5 ペリカンなどの野鳥の宝庫
イルカやジュゴン、クジラ、そして座礁船に集まる魚たち。このあたりは海の生き物の宝庫ですが、鳥たちもたくさんいます。その中でも間近に見ていちばんインパクトがあるのはやはりペリカンですね。
6 夕焼けが絶品
「タンガルーマアイランドリゾート」の隠れた名物が夕陽です! もちろん毎日ではありませんが……。こんな夕陽を見ながら飲むビールは最高です! とはいえ夜には最初に紹介した「イルカの餌付け」が待っていること、お忘れなく。
いつ行くべきか
日本の夏休みはちょうど真冬。最高気温は22~23度、最低気温は10度くらいだと考えてください。一応イルカの餌付けは川釣りの人が着るようなツナギを貸してくれるのでできることはできますが、「座礁船シュノーケリング」はウェットスーツを着てもかなり寒く感じると思います。
ただし「砂すべり」などは夏は本当にバテるので、多少涼しいくらいがいいです。四駆ツアーなどもなんたって白い砂の照り返しが強いですから、寒い時期のほうが快適です。
というわけで何をメインのアクティビティーにするかによって変わってきます。でも最初にいらっしゃる方には、こちらの初夏から秋口、つまり11月から3月くらいまでがいいように思います。
それからホテルルームではなくタウンハウスのようなヴィラ(Villa)も、特に家族連れには快適なのですが、レストランやバーが集まり、ツアーの出発地でもある本館から、遠いところだと徒歩15分かかるのでご注意ください。
いずれにせよ、ブリスベン市内の港から快適な双胴船に乗って75分。日本からの方も、オーストラリア在住の方も、ぜひ足を運んでみてください。
タンガルーマアイランドリゾート(Tangalooma Island Resort)日本語のサイト
【文:海外書き人クラブ 柳沢有紀夫】
(「海外在住ライターを使ってみたい」と思われている方。「海外在住ライターになりたいと思われている方。耳寄りな情報があります。ぜひこのページの下のほうまでご覧ください)
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