【タイ在住ライター直伝】「タイ人、どんだけ日本が好きなんだ!」と感激する3点

こんにちは、海外書き人クラブ所属、在バンコクのフリーライターの梅本昌男です。

世界でも有数の“日本大好き国”であるタイ。ここで暮らしていると、日々、日本に関連した物を目にします。そんなタイで、彼らのニッポン大好き度がよ~く理解できる3項目を紹介!

スポンサーリンク



 

①日本食

屋台の寿司がタイでは人気

屋台の寿司がタイでは人気

ユネスコの無形文化遺産に登録されたり、世界的に日本食の人気は高まっていますが、タイではそれがマックス! 「好きな外国料理ナンバーワン」に挙げられています。

当然、日本食店の数も多くて2000店以上とか。それも産地直送のネタを出す高級店から、フードコート店まで様々な形態の店があります。

チェーン展開して大成功している店もあります。石川県金沢が発祥の『八番らーめん』はタイ全土で115店舗を展開! 各地のショッピング・モールでその看板を見ます。関東ではあまり馴染みがありませんが、タイで最も有名なラーメン店です。

同店以外でも、『山小屋』『ばんからラーメン』『大勝軒』などが進出していて、バンコクはラーメン一大激戦区になっています。ラーメンだけでなく、うどん、うなぎ、炉端焼き、懐石など食べられない和食はないと言っても良いくらいの状況です。

反対に、日本では存在しない店もあります。何と、路上販売の屋台寿司店小ぶりなシャリにカニカマや海藻などのネタがのっていて、一貫5~10バーツ(約15~30円)。スナック感覚で若者や子供に人気です。

江戸時代の寿司は屋台で売っていたそうですから、タイで寿司がその原点に戻ったと言えなくもないでしょう。衛生面が気になるところですが……。

 

②コンビニ

コンビニでは日本風の餃子など「JAPAN]が一杯

コンビニでは日本風の餃子など「JAPAN]が一杯

日本食好きなことを反映して、コンビニでも日本の物が並んでいます。タイに生産拠点を置いた日系会社のラーメンやお菓子が棚の堂々たる位置を占領。またお弁当コーナーにはタイ料理にまじって、おにぎりや照り焼きバーガーなども。

ローソンと地元企業が合弁している『ローソン108』では常夏のタイにおでんコーナーがあり、ちくわなどが出汁に浮いて練り物好きなタイ人を待っています。同チェーンでは、今年(2017年)、関西地方で有名な恵方巻を予約&期間限定販売。う~む、渋い!

コンビニでは食料品以外にも、石鹸や化粧品などジャパン・ブランドが店内を席捲しています。

また100円ショップのダイソーもタイで大人気です。現在、100店以上を持ち、バンコクだけなく地方への出店も拡大させています。タイでの販売価格は一品60バーツ(約180円)、日本の2倍です。加えて日本とタイの物価の違い(3~5倍と言われます)を考えると、安くはない価格です。しかし、それでも質の良さが口コミで広がり、現在の成功につながっているのです。

 

③日本旅行ブーム

thai-travel-fair

海外旅行フェアでは日本関連のブースが大人気

2013年に観光ビザが不要になったことで、爆発的に日本への渡航者も増えています。その前年(2012年)は26万人だったものが、2016年は93万人! 私の周囲でも、「日本素敵だったわ~、また行きたい!」という人々がたくさん。

某日系旅行会社がBTS(高架鉄道)の駅にミニ店舗を設け、日本行ツアーを盛んにアピールしています。富士山や京都、大阪、またタイでは見るこのできない雪景色を求めて北海道も人気です。

他にも、「なぜ?」という意外なスポットにも人気があるのですが、その理由はタイの映画&ドラマの影響。例えば、千葉の佐原はヒット・コメディ映画『ファットチャント』、九州の佐賀県では有名スター勢ぞろいのTVドラマ『ライジング・サン』の撮影が。これらの地ではタイ人観光客が激増しているそうです。

2017年、何とタイと日本の国交130周年記念を迎えます。タイ人の日本好きがまた加速して行くでしょう! そして、日本人にとってのビジネス・チャンスもまた増えていくことでしょう!

【文:海外書き人クラブ 梅本昌男】

(タイでビジネスをする上でのノウハウを紹介した書籍の紹介が一番下にあります。ぜひご覧ください)

スポンサーリンク




スポンサーリンク






『タイとビジネスをするための鉄則55』

梅本昌男著(アルク はたらく×英語シリーズ)

  タイでのビジネスの基本がわかる実践的入門書。出発までに準備すべきこと、タイ人、タイ社会の基礎知識などをQ&A形式でコンパクトに解説! 異国でのビジネスはここから始まる!

『タイとビジネスをするための鉄則55』のお求めはこちら

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*