【海外在住ライター直伝】3ヵ国の国民的ファーストフード(世界の国民食②)

ソーセージロール

【世界の国民食】の第2回は「国民的ファーストフード」を3ヵ国から。なんだか国の数が減ってしまいましたが、その分ボリュームたっぷりの特盛り状態でお届けします。

こんにちは。海外書き人クラブお世話係の柳沢有紀夫です。

今回もまずヨーロッパのオーストリアからスタートしましょう。

スポンサーリンク



1 オーストリアの国民的ファーストフード

オーストリアの国民的ファーストフードといえば街角にたくさんあるソーセージスタンド。グリルした数種類のソーセージが並び、穴を開けたパンの中に突っ込んで出来上がりというまさにファーストフード(笑)。パンは黒パンの時もあり、そういう時はお皿に持って一口大に切ってマスタードかケチャップを付けながらパンと一緒にいただきます。

ソーセージスタンド

 

ソーセージと並んで良くあるのがトルコのサンドイッチ、ケバブ。オーストリアにはトルコ人もたくさん住んでいてケバブもファーストフードとして人気です。あとはどこの国にもありそうなピザ。大きなピザはカットされて売っていて、ソーセージやケバブと同じく街角のスタンドで買う事が出来ます。

 

またパン屋さんにはたくさんの種類のサンドイッチが売っていて、こちらも人気。ソーセージやケバブ、ピザなどよりヘルシーなイメージです。チェーン店のNordseeにはシーフードフライのサンドイッチなどが並び、こちらも手軽なファーストフードとして人気です。

パン屋

オーストラリアのサンドウィッチ

 

冬季限定ですが、街角にドラム缶を置いた屋台が登場します。ここではハッシュドポテトやベイクドポテトを売っていて、塩やガーリックソースを付けていただきます。焼き栗はシンプルですが、素朴な味で両方とも寒い冬に温まりながら食べる季節物のファーストフードです。

(バレンタ愛)

オーストリアの屋台

 

2 グアテマラの国民的ファーストフード

カンペロの店舗

ポーヨ・カンペロは「グアテマラの味」と言ってもいいくらい、グアテマラ人に愛されているフライドチキンのチェーン店です。以前は、アメリカにいる家族を訪問する際、グアテマラの空港でポーヨ・カンペロを買い込んで飛行機に乗る人が多く、おかげで飛行機の中がフライドチキンの香りで充満した、という伝説の持ち主です。そんなポーヨ・カンペロも、アメリカを始めとする海外進出を果たしたお陰で、グアテマラでフライドチキンを買って乗り込む人はめっきり減りました。

フライドチキン

もちろん普通のフライドチキンもあるのですが、私のように塊肉を手づかみで食べるのが苦手な人用には、他のメニューもあります。他のレストランがないような町にも一足早く店舗を構えたポーヨ・カンペロは、家族連れでも安心して訪れることのできるお店です。マクドナルドを知らない人はいても、ポーヨ・カンペロを知らないグアテマラ人はきっといないんじゃないでしょうか。

 

ブリトー

近年の健康ブームで、メニューの種類も増えています。写真では巨大なまこのように見えるブリトーですが、中身はチキンの他、野菜やライスもたっぷりです。今後はファーストフードチェーンというよりは、ファミレスを目指してゆくのかも……という気がします。

(草野あずき)

 

3 オーストラリアの国民的ファーストフード

ミートパイ

最初に紹介するのは、この「ミートパイ」小さく刻んだ肉とグレービーソースを入れたパイです。専門店やパン屋さん、ドライブインやコンビニ、スーパーの冷凍コーナーなど、どこでも手に入るあたりがまさに国民的ファーストフードです。

ミートパイのふたを開けたところ

中身はこんな感じですね。

 

ソーセージシズル

そしてもう一つ、オーストラリアのファーストフードと言えば、この食パンにソーセージとオニオンを乗せた「ソーセージシズル」! ところが、これを売っている店を探すのは非常に困難です。その理由は……下記の記事をご覧ください。

【オーストラリアの「幻の国民食」が楽しめる3つの場所】

まあ、「ソーセージ」と「パン」と組み合わせは言ってみれば「ホットドッグ」と同じ。でも個人的に「ホットドッグって、パンとソーセージのバランスが悪いよなあ」と昔から思っていたので、この「ソーセージシズル」に出会ったときには、目から鱗に、喉から手でした。

ちなみにコッペパンにソーセージをはさんだものは、オーストラリアでもたまーに見かけます。

ソーセージロール

はい、これですね。ただし名称が「ソーセージロール」となったりしているのは、アメリカへの対抗意識でしょうか。あとホットドッグのソースといえば「トマトケチャップとアメリカンマスタード」が定番だと思いますが、オーストラリアではマスタードはあまり使いません。上記の写真は「トマトソース」と「バーベキューソース」をかけたものです。

この「バーベキューソース」、野菜を煮込んだちょっとスモーキーな香りがするものなのですが、オーストラリア人の大好物。で、様々なメニューに進出も、いや、侵略しています。たとえば……。

バーベキューシースのピザ

写真はドミノピザで注文したものですが、メニューの半分くらいに、トマトソースの代わりにバーベキューソースが使われています。イタリア人が見たらキレるだろうなあ(「明太子パスタや醤油味のツナパスタをつくるヤツらにとやかく言われたくねえ」と抗議されそうですが……)。

さて、次に大規模チェーン店の話。マクドナルドやKFC、ハングリージャックス(発祥の地アメリカや日本では「バーガーキング」と呼ばれていますが、オーストラリア進出時にはすでに商標登録されていて使えなかったとのこと)も人気ですが、日本で食べられるものをオーストラリアで食べてもなあという向きもあると思います。そんな方にはオーストラリアオリジナルのチェーン「レッドルースター」をオススメします。

クラシックリッパ

詳しくは下記で。

【レッドルースターのオススメの4メニュー(オーストラリアのファーストフード)】

「ハーブマヨ」ソースをつけた「クラシックリッパ」、マジでオススメなので、ぜひお試しあれ!

(柳沢有紀夫)

 

以上、世界3ヵ国の国民的ファーストフードでした。

【構成:海外書き人クラブ 柳沢有紀夫】

(「海外在住ライターを使ってみたい」と思われている方。「海外在住ライターになりたいと思われている方。耳寄りな情報があります。ぜひこのページの下のほうまでご覧ください)



スポンサーリンク




スポンサーリンク






にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

海外書き人クラブにお任せください!

「海外書き人クラブ」は2000年に設立された海外在住日本人ライター・カメラマン・コーディネーター・翻訳者の集団です。2020年現在100ヵ国300名以上の会員が在籍中。日本国内のライターやカメラマンの手配も可能です。

【新聞社・出版社】では、朝日新聞社様・時事通信社・KADOKAWA様・小学館様・集英社様など

【広告会社・マーケティング会社】では、博報堂様・電通パブリックリレーションズ様・ぐるなび様など

業界の最大手や有名企業の皆様とも直接取引。経験と実績があります。

また新規会員も随時募集しています(入会金・年会費無料)。

海外情報をお求めの方、ぜひこちらをご覧ください。

海外書き人クラブの詳細はこちら!

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*