「占いは当たることもあれば当たらないこともある」という意味。占い師や手相見が前口上として用いた。
要するに「だからもしも当たらなくても気にするな。あとで文句を言ってきても受け付けないし、逆恨みするのもお門違いだ」と予防線を張る意味で使われた。
さすがにあまりに無責任だと感じる占い師が増えたのか、そんな適当さでは固定客がつかないと彼らが判断したのか、21世紀にはほとんど聞かれなくなった。
「八卦」とは「はっけ」と読み、「占い」「易」のこと。
用例は
当たるも八卦当たらぬも八卦。では占って進ぜましょう
とか。
この場合の「占って進ぜましょう」も「占ってあげましょう」という意味の慣用句。
【関連語】種も仕掛けもございません
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