当たるも八卦当たらぬも八卦(1970年代の死語)

占いは当たることもあれば当たらないこともある」という意味。占い師や手相見が前口上として用いた。

要するに「だからもしも当たらなくても気にするな。あとで文句を言ってきても受け付けないし、逆恨みするのもお門違いだ」と予防線を張る意味で使われた。

さすがにあまりに無責任だと感じる占い師が増えたのか、そんな適当さでは固定客がつかないと彼らが判断したのか、21世紀にはほとんど聞かれなくなった。

「八卦」とは「はっけ」と読み、「占い」「易」のこと。

用例は

当たるも八卦当たらぬも八卦。では占って進ぜましょう

とか。

この場合の「占って進ぜましょう」も「占ってあげましょう」という意味の慣用句。

【関連語】種も仕掛けもございません

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