語源は「高飛車」。ちなみに「高飛車」とはそもそも将棋の戦法の一つだが、この場合は「相手に対して偉そう態度をとること」という意味のほう。
まず「タカビー女」という言い方が用いられるようになり、そのうち「女」を省略して「タカビー」だけでも「高飛車な女」の意味になった。
用法は
なんで、キミはそうタカビーなわけ?
とか。
だがタカビーな女性に面と向かって言えるはずもなく、陰で
あいつ、タカビーだからな~
と男同士で愚痴を言いあったり、ひとりごちしたりするのが関の山。
女性が強くなった時代ともいえるが、女性の「権利」が強くなったわけではない。若くて美人の女性たちを男どもが妙にチヤホヤして、女性のほうもそんとなくいい気になって踊らされていた。……当時はそんな外面だけおよび薄っぺらな「女性の地位向上」だった気がする。
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