男性を性愛の対象として好む男性、つまり「ゲイ」のこと。当時発行していた同名のゲイ雑誌から、そうした志向を持つ人たちも「薔薇族」と呼ばれたと思うのだが、もしかしたらゲイを「薔薇族」と呼ぶのが先で、そこから雑誌の名前が取られたのかもしれない。
推測だが「薔薇」とは「菊門」同様、「オシリの穴の形」を花びらになぞらえたのではないかと思う。
基本的には「マッチョ系」「ガテン系」のイメージがある。「美少年系」なども含まれるかどうかは定かではない。
またパソコンどころかワープロ専用機すらあまり普及していなかった当時、「薔薇を漢字で書ける男はソッチ系」とまことしやかにささやかれてもいた。
用法は、
アイツの上腕二頭筋とか、ほれぼれするわ～
おっ、おまえ、まさか薔薇族かよ！
とか。
当時はストレート以外の性的志向は、「異端」と考えられ、なかなか認められない時代だった。
【関連語】菊門 百合族
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