百合族(1980年代の死語)

女性を性愛の対象として好む女性、つまり「レズビアン」のこと。「ゲイ」のことを「薔薇族」と呼んだことから、同様に花の種類を用いて表現したものだと思われる。確かに筋骨隆々とした男のカラダは薔薇っぽく、繊細な女性のカラダは百合のイメージがある。

「主に攻める側」の女性を「タチ」、「主に攻められる側」の女性を「ネコ」と称した。「百合族」という言葉は「レズビアン」に取って代わられたが「タチ」「ネコ」はまだ用いられているかもしれない。

用法は、

あの子、じつは白百合らしい

えっ、男に興味なしかよ。オレ、狙ってたのに~

百合族じゃねえよ! 白百合は学校名だよ!

とか。筆者が実際に体験した会話だ。

あと

オレ、百合族のビデオとか見ると興奮するんだよね~

という知人がいたが、彼はLGBTQ+だとどういう分類に入るのだろう。

性の世界は深い。

【関連語】薔薇族

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