パン、ツー、マル、ミエ!(1970年代)

子どもの遊び。意味は「パンツ丸見え」だが、実際にパンツが見えていないときにも、みんなやっていた。

「パン」と言いながら、両手を胸の前でパンと叩く。「ツー」と言いながら、利き手をVの字に出す(“Two”の意味)。「マル」と言いながら、利き手の親指と人差し指で丸をつくる。「見え」と言いながら、利き手を平らにして目の上にかざす(展望台などで、太陽の光を遮りながら、遠くを見るときのポーズ)。以上! 本当に、以上! たったこれだけ!

「パン、ツー、マル、ミエ!」を知らなかった人の九八パーセントくらいが、この説明を読み終えた今、こんな風に感じているはずだ。

だから、なに?

……まったく同感である。何が楽しかったのか、「パン、ツー、マル、ミエ!」? まあ、なんの脈略もないときに突然こういうことを口にするのがガキンチョと言えばそうなのだが。

21世紀に使うとしたら、コスプレ系の制服で有名なレストラン「アンナミラーズ」に行って、「ご注文は?」と聞かれた際、

パン、ツー、マル、ミエ!

とかますとか。

またはローライズのジーンズをはいて、おしりの割れ目を半分近く見せているおねーちゃんに近寄り、

パン、ツー、マル、ミエ!

と一発。ほかにも、いろいろな場所で使えるはず。

ただノーパン喫茶でカマすのは、どうかと思う。あとストリップ劇場も。

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