ドロンする(1960年代)

先に退席すること。特に飲み会などで用いられた。

用法は

じゃあ、私はお先にドロンさせてもらうよ

とか。

語源は「忍者が煙幕を張ってドロンと消える様子から」であることは明らかだが、よくよく考えるとなぜ忍者が消えるときの擬態語だか擬音語が「ドロン」なのかまったく不明。仮にも忍者ならもっとさりげなく姿を消すように修行を積むべきだと思う。

より本格派を目指す向きには、立てた左手人差し指を右手で握って、右手の人差し指を立てるというまさに忍者がドロンと消えるときのポーズ(またの名を「一人この指とまれポーズ」)をすることをお勧めする。ただしあまり堂々と背筋を伸ばして胸を張るのではなく、ちょっと猫背気味に恥ずかしそうにするくらいがちょうどいい。

「ドロン」で思い出したが、昔、新聞によく「アラン・ドロンと会うパリ○日間の旅」といった広告が出されていて、「あのアラン・ドロンもそこまでがんばって営業しているのか」と感激した記憶がある。

【類義語】 ブッチする バックレる スネークアウトする

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