ハゲチャビン/ハゲチョビン(1960年代)

いずれも頭部に髪の毛が少ない状態のこと。

筆者は「ハゲチョビン」のほうが使われていた印象が深いが、むしろ「ハゲチャビン」が正式らしい。漢字で書くと「禿茶瓶」。つまり「ハゲ頭の形を茶瓶になぞらえた表現」らしい。茶瓶とはやかんとか土瓶とか急須のことらしいが……そんな形の禿げ頭というのが、ちょっとどういうものか想像がつかない。もしかしたらサザエさんの波平さんのように、「てっぺんハゲ」でまわりだけ残っている状態のことを差すのかもしれない。
ちなみに「茶瓶頭」という類義語もあるらしい。

用法はツルッパゲの校長先生に向かって

ハゲチャビンってどういう意味ですか?

とか。

私がこれを実行したときの校長先生の答えは、

廊下に立っていなさい

だった。

……友だちにウケるためなら、廊下に1時間立たされることも厭わなかった小学1年生のころの私は、確かに勇者だった。「1クールのレギュラーより1本の伝説」をモットーとする江頭2:50さんくらいチャレンジャーだったと思う。

今の小学生にもそういう気概をもってほしい。うまく生きるだけが人生じゃない。「大人の小型版」になるのが子ども時代にするべきことじゃない。

【関連語】 「ドビン、チャビン、ハゲチョビン」「ドビン、チャビン、ハゲチャビン

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