左巻き(~1950年代)

「バカ」の意味。

「つむじが左巻きの人はバカ」という俗説から生まれた言葉。もちろん完全な俗説。「鼻がでかい人はアレも……」以上に根拠が皆無。でも幼稚園児のころ、真剣に「つむじが左巻きでなくて良かったぁ」と安心した記憶がある。

用法は、

アイツ、左巻きだからな~

とか。

1973年に大ヒットした麻丘めぐみさんの『わたしの彼は左利き』の替え歌で、

♪わたしのわたしの彼は~ 左巻き~

と歌ったいけない子は、日本全国で1000万人以上にのぼるだろう。

話は飛ぶが『わたしの彼は左利き』のヒットで、「左利きってカッコいいよね」といった風潮ができあがった。左利き用グッズも多数売れられるようになり、鉛筆や箸を右手で使うように「矯正」されることは、これ以降格段に減ったはず。草野球少年だった私が左打ちを始めたのも、この歌の影響だった。

【類義語】パッパラバー クルクルパー

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