学校でちょっとでもつまらないギャグ(主にダジャレ)を言うと、「黙っとけ」「引っ込んでろ」みたいな意味で、クラス中から
シ~ラケ~っ
という言葉が飛んだ。語源はもちろん「興ざめする」という意味の「白ける」。
当時からダジャレは虐げられていたんだね。「ダジャレはギャグの中でも低レベルだ」みたいな感じで。私が大人になってコピーライターという職業に就いてからも、先輩方から口酸っぱく「ダジャレに逃げるな」と口酸っぱく言われた。「でっかいどお。北海道」の眞木準さんは例外だ、と。まあ、成功した人はすべて例外。
でも「オヤジギャグ」って言い方もそうだけど、なんでみんなダジャレを虐げるのかね。英語の歌詞も新聞もダジャレだらけなのにね。
さて「シ~ラケ~っ」はお勉強はできるけどあまりギャグを言えないタイプの人間が、自分の才能のなさを棚に上げて好んでつかった表現だったような気がする。ちなみに私は失敗しようがつまらなかろうがギャグを言おうとする勇気に敬意を表して、この「シ~ラケ~っ」は一度も使ったことがない。スペースインベーダーを一度もやったことがないのと並ぶ「変な自慢」だ。
具体的な用法としては、以下のものが挙げられる。授業中のこと。
先生!
はい。なんですか?
我々はスポーツマンシップにのっとり……
このときクラスの誰かから
シ~ラケ~っ
という言葉が飛ぶ。
【類義語】 ドッチラケ~っ シ~ン シラ~
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