タッ券／タク券（1980年代の死語）

「タクシー券」の略で、「タクシーチケット」のこと。2020年代現在でも存在するが、あまり使ったことがない会社員の方々も多いかもしれない。

これがあればお金を払わずにタクシーに乗れて、タクシー会社は料金をそのタッ券／タク券を配った企業にまとめて請求する。

バブル期は接待した得意先だけではなく、飲み屋やディスコなど仕事とはまったく関係ない場でのナンパ目的にも使われたらしい。真面目にコツコツ仕事をしていた私からしたら、「ふざけるな、営業！」という話だ。

用例は、

ねえ、彼女たち。オレらといっしょに飲まない？　もちろんおごるからさ

え～っ、もうそろそろ終電だし～

タッ券、あげるよ。それでどう？

う～ん。じゃあそれなら

とか。