1990年代にフジテレビ系で放送された料理人対決番組「料理の鉄人」で、司会の鹿賀丈史(架空の団体「美食アカデミー」の主宰者という役柄)が冒頭で発したセリフ。意味はそのまま。それにつづいて「過去の対決でこんなことがあった」という逸話が披露されるが、当然鹿賀さんの記憶が間違っていたことはない。
また彼が番組冒頭で生のパプリカをガブリのかじるシーンも話題を呼んだ。
で、この「私の記憶が確かならば」は当時の会話で、よくパロディー的に用いられた。
たとえば同窓会で、
私の記憶が確かならば、おまえは高2のとき麻美ちゃんにコクッてフラれたはず
みんな前でそれを言う?
とか、
仲のいいカップルが、
私の記憶が確かならば、あなたは最初のときわずか30秒で暴発したはず
それを言うな~。今はちゃんと毎回満足させてるだろうがっ!
ちなみに「料理の鉄人」は「Iron Chef」(「アイロンシェフ」ではなくて「アイアンシェフ」ね)という名で吹き替え版が海外でも多く放送されたほか、現地版もいくつかつくられた。「料理人対決番組」の世界的はしりでもあった。
【関連語】美味しんぼ
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