ピッポッパ(1970年代の死語)

プッシュホンの電話機のこと。と言われても「プッシュホン」という言葉自体も死語だろう。

かつて電話は、相手にかけるときジ~コジ~コとダイヤルを指で回す方式だった(古い映画にある「黒電話」のように)。だが1969年になって数字が書かれたキーボードを押すタイプの電話機が日本でも登場。公募により「プッシュホン」と命名された。

ピッポッパとはそのブッシュホンを押すときの擬音語。なお、テレビなどのリモコンのことも「ピッポッパ」と呼ぶ人がいるようだが、それは「タッチョンパ」。「ピッポッパ」は誤用だと思う。

「タッチョンパ」「ラッタッタ」などのようにもともとは電電公社またはNTTのテレビCMで使われた言葉だと思うが、確認できず(真相をご存じの方、ご一報ください)。

用例は、

お~い。そこのピッポッパ、取ってくれ

もう、おじいさんったら。これはタッチョンパですよ

とか。

【関連語】 タッチョンパ ラッタッタ チャンリンシャン チンする プッシュホン

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