○○小町(~1950年代の死語)

その界隈で評判の美しい娘のこと。前にその界隈の名前をつけて「○○小町」の形で用いる。読みは「こまち」。語源は平安時代の女流歌人「小野小町」が絶世の美女だったことから。

2020年代でも使われている例は、米の品種の「あきたこまち」。1982年には山下久美子さんが歌った「赤道小町ドキッ」という曲がヒットした。

類義語の「マドンナ」はクラス、学校、職場などの「集団」の中で人気であるのに対して、「小町」は町内、通りなどの「土地」で一番というイメージ。

用例は、

おっ、向こうから来るのは戸越銀座小町じゃないか

とか。

または、

ああ、この子がルーマニア小町って言われている天才体操少女かい?

違いますよ。彼女は小町じゃなくてコマネチですよ

とか。

【関連語】別嬪/べっぴん 上玉 マドンナ

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