アジャパー(~1950年代)

コメディアン(←あっ、これも死語?)の伴淳三郎さん(ニックネーク:バンジュン)が1951年の映画『吃七捕物帖・一番手柄』に出演して、

アジャジャーにしてパーでございます

というセリフを言った。それを短くした

アジャパー!

が流行。

さらに1953年には『アジャパー天国』なんていうタイトルの主演映画までつくられるに至った。つまり「スピンオフ」のハシリみたいなものだ。

意味は「アチャー+トホホ」的な感じ。だが、あまり意味は重視されていなくて、とにかく連発してたのしい気分になるために用いられた。文中に用いられるよりも、リアクションで使うほうが圧倒的に多い。たとえば

昨日、ナンパして連れ込み宿にしけこんだ子。服を脱がしたらアソコにオレのより立派なモノがついてたんだよ

アジャパー!

とか。

意味よりもノリを大切にするという点では、「ゲッツ!」的「フォー!」系な死語。

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