ツルッパゲ(~1950年代)

つるつるにハゲあがったこと。完全無欠のコンプリートリー・ハゲ。「ツル」の後にちっちゃい「ッ」をつけ、「ハゲ」を「パゲ」とはじけさせて、鮮やかに江戸っ子町人風の気風(きっぷ)の良い表現になった好例。「つるはげ」のままだと、京都のお公家さん風だもんね。

用法は

これはこれは、光り輝くほど見事な禿げっぷりですなあ。ツルッパゲ」と呼ばせていただきたいくらいです!

とかはもちろんNG。

や~い、ツルッパゲ!

くらいな感じで、悪ガキが頑固ジジイに対してせめてもの抵抗を見せる際に使う言葉。

どうでもいいけど、昔は「ハゲ」はすごく笑われて、「将来、ハゲになったらどうしよう」と髪の毛が抜けるほど悩み、「ハゲよりも白髪のほうがいいよな」と友人たちと語り合ったものだが、最近では市民権を得た。クリスチャーノじゃないほうの元祖ロナウドとかロベカルとか、海外のツルッパゲサッカー選手の貢献も大きいと思う。

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