グロッキー（～1950年代）

とにかく疲労困憊の状態。「ヘロヘロ」の意味。

用法としては闘志満々でガウンを脱ぎ捨て、舌なめずりしている奥さんに

残業続きで、もうグロッキーなんだ。今日は勘弁してくれ。

とか、

飲みすぎてグロッキーなんだよ。今日は勘弁してくれ

とか、

徹マン明けでグロッキー。今日は勘弁してくれ

とか。

ちなみに「徹マン」の「マン」とは、「麻雀」のことである。なぜ「徹マー」ではなく、紛らわしい「徹マン」というようになったのか不明。下ネタ嫌いの私としては、ちょっと抗議したい気分だ。とにかくこのころはカラオケやゲーセンすらなかったから、飲むのと麻雀するのが二大娯楽だったんだと思う。

じつは語源は英語の“Ｇｒｏｇｇｙ”（グロギー。「ギ」が濁音）で、「酩酊状態になる」の意味。

【類義語】　へべれけ