男前(1970年代の死語)

男の姿かたち、特に顔のこと。そして男の見た目が優れている(かっこいい)こと。さらに立ち居ふるまいや性格が男らしく堂々としていること。2020年代でいう「イケメン」のこと。

「かっこいい男」という意味の同義語かつ死語として「色男」「ハンサム」がある。ニュアンスの違いとしては「男前」は「りりしく、どこか武骨な男」、「色男」は「容姿の良さで女性をたぶらかす男」、「ハンサム」は「現在風のかっこいい男」といった感じか。当時の俳優でいうと、「男前」は高倉健、「色男」は山城新伍、「ハンサム」は石原慎太郎といった感じか。

用例は、

男から見ても、アイツは男前だ

とか。

これが

男から見ても、アイツは色男だ

になると「女たらし野郎」という否定的な意味になる。

2020年代でも「男前豆腐」という商品名で使われている。これも「色男豆腐」となるとかなり否定的な意味になる。

【関連語】色男 ハンサム

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