はっぱふみふみ(1960年代)

パイロット万年筆の5秒CM(!)で、大橋巨泉さんが口にするフレーズ(1969年)。正式には「みじかびのきゃぷりきとればすぎちょびれ、すぎかきつらねはっぱふみふみ」。

まあ、「パブロ、ディエーゴ、ホセー、フランシスコ・デ・パウラ、ホアン・ネポムセーノ、マリーア・デ・ロス・レメディオス、クリスピーン、クリスピアーノ、デ・ラ・サンティシマ・トリニダード」って人が一般には「パブロ・ピカソ」と呼ばれているのと……関係ないね。「きゃろらいんちゃろんぷろっぷきゃりーぱみゅぱみゅ」が「きゃりーぱみゅぱみゅ」さんって呼ばれているのも……関係ないね。

意味は……特になく、ナンセンスな笑い。当時まだ5歳だった私は全文覚えていないが、小学校高学年から高校生くらいだった50年代生まれの人は、いまだに「みじかびのきゃぷりきとればすぎちょびれ、すぎかきつらねはっぱふみふみ」と唱えないと、同窓会の会場に入れてもらえないらしい。あと、フリーメイソンなんかもそうじゃないかな? 自信はないけど。

若い人たちは入社試験の重役面接あたりで、「好きな言葉は?」と聞かれたら、「みじかびのきゃぷりきとればすぎちょびれ、すぎかきつらねはっぱふみふみ」と一発かましてみるのもいいと思う。結果に関しては、はっぱふみふみだけどね。

しかし、こう何度も「みじかびのきゃぷりきとればすぎちょびれ、すぎかきつらねはっぱふみふみ」と繰り返していると普通は覚えるものだけど、全然ダメだね。まあ、コピペしているだけだから。文字を手で書かなくなった弊害……は、まったく関係ないよね。

タモリさんの「ハナモゲラ語」なんかもこれに近いと思う。

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